転職活動を支援していると、様々な状況の方と出会います。

1年後のUターンを目指して、じっくり転職活動を進めたい方。
1か月後の退職が確定しており、早急に次の職場を決めたい方。
離職して半年が経過し、焦っている方。
今の職場で働きながら、もっとよい会社がないか探している方。

それぞれに事情があり、一人一人違う状況の中、転職活動を進められています。

その中で非常に大切だと感じるポイントが、「活動量」です。

今回は転職活動における活動量について、お話したいと思います。

「転職活動はしているものの、なんだかうまくいかないな・・・」そう思われている方の、参考になれば幸いです。

転職できない理由はどこにある？

転職したいと思いながら、転職できない理由。その一つが「活動量」です。

平たく言えば、「求人にエントリー（応募）していますか？」ということです。

振り返ってみてください。

過去3か月ほどの間に、エントリーした企業の数はどれくらいあるでしょうか。

もしほとんどエントリーできていない、という場合は要注意です。

転職活動は、企業にエントリーをするからこそ結果が出ます。一定の活動量が必要です。

特に、転職しなくてはならない事情があるにもかかわらず動けていない方は、今一度エントリーができていない理由を、見つめなおしてみましょう。

【エントリーできない理由１】慎重になりすぎている

興味のある求人はたくさんあるけれど、結局エントリーがなかなかできない・・・。そういった方は、求人票の内容から読み取れない部分について、想像で不安を膨らませていないでしょうか？

「若手が活躍中」と書いてあるから、きっと遅くまで働くような会社じゃないか・・・？
「英語に抵抗がない方」と書いてあるけど、自分の英語力で通用するんだろうか・・・？
「営業サポート職」って、面白そうだけど結局何をするのかよく分からないな・・・

求人票は、仕事の内容を、できる限りボリュームを抑えつつ、端的に記載できるよう工夫されています。そのため、求人票だけでは伝えられない情報もたくさんあります。

特に、社風や仕事量の閑散期、繁忙期、評価制度や昇給・昇格などは、求人票に細かく記載されない事項なので、求人票を眺め続けるだけでは、答えはわかりません。

求人票だけで、企業を全て知る事は不可能なのです。

実際に企業のリアルを見に行こう

求人票から読み解けないものが多いのは、ある種当たり前とも言えます。不明な点は洗い出し、面談や会社訪問を通して質問・確認しましょう。

企業のリアルを自分自身で確認し、感じ取ることで、一番確実に答えを知ることができます。

それに、求人票を眺めて考え込んでも、実際に内定に至らなければ入社はできません。

求職者に選ぶ権利があるのと同様、企業側にも選ぶ権利があるのです。

不明な点は質問事項として書き出しましょう。そして、それを確かめるために、企業にエントリーをしましょう。動くからこそ状況を変えることができます。エントリーするからこそ内定までたどり着けるのです。

【エントリーできない理由2】市況感とマッチしない希望要件を持っている

現年収より50万円アップ、年間休日125日以上、残業は月10時間未満の企業、転勤なしを希望しているが、ほとんど求人がないな・・・

「自分の希望する求人がほとんどない」状態の方は、自身の希望する要件が厳しすぎないか、市況感とずれていないかを検討しましょう。

年収、希望勤務地、職務内容、労働環境と、転職に関する検討事項は多岐に渡ります。

理想の職場を目指すことは悪いことではありません。しかし、希望要件を満たすような求人が今、市場でどの程度希少なのかは、正確に見極める必要があります。

希望要件を満たす求人が少ないという事は、それだけ転職のチャンスが少なくなるという事です。チャンスをつかむための選択肢は２つ。「要件の緩和」か「転職活動の長期化」か。いずれかを選ぶことになります。

要件の緩和

まずは「要件の緩和」です。希望する要件のうち、変更できる部分を緩和していきます。

  • 年収は現状より50万円ダウンでもやむなし。ただし今後のアップが見込める企業を探そう
  • 転勤は近県までならOKにしよう
  • 事務職で探していたが、サービスエンジニアやルート営業も視野に入れよう

など、要件を緩和して再度求人を探してみましょう。エントリーできそうな求人が一定数出てくるようなら、その中からエントリーを始めましょう。

要件の緩和については色々な方向性が考えられます。今まで積み上げた経験を別の形で活かしていくのも、要件緩和と言えます。「緩和する」とは「妥協する」と捉えず、「違った視点で希望を見つめなおす」と考えてみましょう。

転職活動の長期化

希望要件がどうしても緩和できない場合は、「転職活動の長期化」をやむなしとして、活動を継続する事になります。数少ない求人を確実に捉えて、チャンスをものにしていく必要があります。

転職サイトや人材紹介サービスに複数登録し、定期的に求人を探し続けましょう。自分の希望が満たせそうな企業を自ら探しましょう。求人が出ていなくても直接アプローチをして、採用の可能性があるかを確認していく事も必要です。

希望要件を満たす求人を、継続的に探し続ける努力と根気が必要です。

うまく進まないと感じたら、まずは相談を！

とはいえ、活動量が十分なのかということや、活動に踏み出せない理由は、自分だけではなかなか気が付かないもの。

そういったときには、ぜひ転職活動のプロである、エージェントに相談をしてみてください。

  • 求人票には記載のない、社風・実際の労務環境・給与情報などが確認できる
  • 希望要件の変更を、違った視点で一緒に検討してもらえる
  • 転職活動の継続を、二人三脚でサポートしてくれる

あなたの転職活動がうまく進まない理由が、今までお話したいずれの場合でも、きっと力になってもらえるはずです。

クリエアナブキでは企業情報や転職活動のサポートに長けたエージェントが、随時転職相談を受け付けています。あなたが納得できる転職活動をサポートできる体制を整えていますので、是非お気軽に転職相談にお申し込みください。