クリエアナブキ キャリアコンサルタントの後藤 彰久です。

転職をするためには、当たり前のことですが、面接や適性検査(SPI)等に合格しなければなりません。そして、その前に、ほとんどの企業では「書類選考」が実施されます。

応募書類を何社に送ってもなかなか企業担当者会えない、面接にたどり着けない、ということを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。転職活動をしている人にとって、書類選考の突破がひとつの大きな関門であることは間違いないようです。

とはいえ、書類選考を突破できないのは、必ずしも、あなた自身の経験・職歴、スキルなどがその求人の採用の基準に達していないからとは限りません。もしかすると、応募書類の書き方ひとつで書類選考を突破できたのかもしれません。

今回は、書類選考について考えてみたいと思います。

企業にとっての書類選考とは

一概に書類選考といいましても、選考の仕方は企業により大きな違いがあります。
大まかに言うと、次のように分類できます

  1. 書類選考は参考程度に考えており、基本的に随時面接を実施する
  2. 書類選考をたいへん厳しく行い、多くの候補者から1名のみ選出。
    1名のみ面接を実施して、その1名が不合格となった場合に新たに書類選考を実施する
  3. 書類選考にて一定人数を合格(Ex.100名中10名合格)させたうえで、面接を実施する

おそらく一番多いケースは、3のケースと思われます。
このケースの場合は、書類選考だけでも10倍に誓い競争率の中から勝ち残ることが必要となります。

この違いを知っているだけでも、心の持ちようが変わってくるのではないでしょうか。

書類選考を突破するための「コツ」とは

そんな厳しい書類選考を突破するには、応募書類の書き方にポイントとなる「コツ」があります。
多くの転職者の応募書類を拝見して、よく添削するのは次のような点です。

  • 応募する求人・企業ごとに職務経歴書、特に志望動機をブラッシュアップすること
  • 職務経歴書を書く場合には、「謙遜」はしないこと
  • 冒頭部分に採用担当者にインパクトを与える内容を記載すること
  • 箇条書きを多用すること
  • ページ数は、1~3枚程度が望ましい

当たり前のことではと思われるかもしれませんが、このような点を見落とされている方が意外に多く見られます。書類応募する前にぜひとも参考にしていただき、一つでも多く面接のチャンスを勝ち取られることを願っております。