Visio を使ってネットワーク構成図を作成するときに、[凡例] というシェイプを使用すると、ネットワーク構成図に含まれる機器の情報を “自動的に” 図面ページに表示できます。
 
 [凡例] は、図面ページ上に配置されている図形の名前や数を取得して表示できるスマート シェイプです。

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  1. [ネットワークと周辺機器] ステンシルにある [凡例] を図面ページにドラッグ アンド ドロップで配置します。
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  2. 図面ページ上に配置されている図形の名前や数が凡例に表示されます。
     たとえば、こちらの図面ページには [パソコン] が 2 つ配置されていることがわかります。
     
     図形の上下左右にあるハンドルを使ってサイズを調整し、タイトル (凡例と書いてあるところ) にマウスを合わせてドラッグし、配置を整えます。
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  3. 図面ページに図形を追加すると、凡例に反映されます。
     
     繰り返しになるのでやりませんが、図面ページから図形を削除すると、もちろん凡例からも削除されます。
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  4. 凡例のサブタイトルや、凡例上には表示が不要な図形の情報は、構成を変更して非表示にできます。
     
     凡例を右クリックし、[凡例の構成] をクリックします。
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  5. 表示をオフにする図形やサブタイトルのチェック ボックスをオフにします。
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  6. 必要であれば、一覧で図形を選択して [上へ移動] と [下へ移動] を使って表示順序を変更できます。
     
     構成の変更が終わったら [OK] をクリックします。 
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  7. [凡例の構成] ダイアログ ボックスで行った変更が適用されます。
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図面ページに配置されている図形の情報をチェックして書き出し、更新に合わせて編集を行うのは、意外と手間がかかりますし、なによりも正確性を維持しなければ意味のない情報になってしまうため、ミスは避けたいですね。
 知っていれば使える [凡例] は、効率よく正確な情報を図面ページに表示できるため、ネットワーク構成図などの作成に最適です。
 
 ”スマートシェイプ” という種類のシェイプは、その名の通り賢く、編集に応じて小回り良く利用できるため、活用しない手はありません。ぜひお試しください。
 
 石田 かのこ