資料を作成しているときなどに、「この画像のココだけ使いたい」とか「この画像の下半分がなければスペースに収まるのに」ということがよくあります。

こういったときはトリミングをして切り取りましょう。
編集ソフトなどを利用しなくてもスライド上で操作ができ、写真やスクリーンショット、
クリップアートなどの活用の幅が広がりますよ。

ここでは、PowerPoint を例に操作を紹介しますが、Word や Excel でも同様の操作で利用できます。

step1	[図] ツールバーを確認する画像をトリミングする

トリミングは、[図] ツールバーのボタンを使用して行いますので、
スライド上の図をクリックして選択し、[図] ツールバーが表示されることを確認してください。

ツールバーが表示される位置は、下の図とはが異なることがありますので、画面上を探してくださいね。
また、ツールバーが自動的に表示されない場合は、[表示] メニューの [ツールバー] - [図] をクリックして表示できます。

12-OT041.jpg


Step 2. 図をトリミングする

ここでは、図の緑色の部分を、トリミング機能を使って切り取ります。

1.  図をクリックして選択し、[図] ツールバーの [トリミング] をクリックします。

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2.  図にトリミング用の枠 (ハンドル) が表示され、マウス ポインタにもマークが表示されます。

312-OT04.jpg

3.  図の周りに表示されたハンドルにマウス ポインタを合わせ、マウス ポインタの形が
変わったことを確認して、切り取る部分をドラッグします。

412-OT04.jpg


4.  図がトリミングされます。

512-OT04.jpg

5.  図の四隅のハンドルを利用すると、縦横同時にトリミングできます。

5-212-OT04.jpg

6.  トリミングを終了するには、図以外のスライド上をクリックするか、[図] ツールバーの
[トリミング] をクリックして機能をオフにする、または、[Esc] キーを押します。
[Esc] キーを使うと、トリミングの終了だけでなく図の選択も解除できます。

612-OT04.jpg


補足
トリミングした図を元の状態に戻すには、図を選択して、[図] ツールバーの [リセット] を
クリックします。リセットをクリックすると図に施した設定や編集がすべてリセットされます。
資料を作成するときに、図の一部だけを拡大して表示したいことがあります。こういったときに、拡大したい部分を残してトリミングをし、その後、図のサイズを大きくすれば目立たせたい部分を大きく表示できますよ。

また、たくさんの図を挿入しているファイルはサイズが大きくなりがちですが、トリミングをした部分を削除すればファイル サイズも抑えられます。
図のトリミング部分の削除は別の機会にご紹介しますね。

石田 かのこ