2008年入社
前職:マーケティング業界
S.Tさん
※インタビューは2025年11月に実施しました。所属とインタビュー内容は当時のものです。
2008年入社
前職:マーケティング業界
S.Tさん
※インタビューは2025年11月に実施しました。所属とインタビュー内容は当時のものです。
前職はコールセンター運営会社でセンターの運営や金融機関へのオペレーター派遣業務を担当。その仕事をしている中で、専門的に人材ビジネスを行う会社に興味を持ち、クリエアナブキに入社しました。東京と高松での営業を経て、現在は渋谷の中国・四国UIターンセンターでUIターン希望の求職者の方の転職サポートと自治体からの受託事業を担当しています。
2016年8月のセンター立ち上げ時から勤務し、面談・サポートから、求職者募集の企画、行政との事業開発まで多岐にわたる業務を行っています。自分たちで考えたことを検証、データ分析しながら具現化していくことが面白いですね。
実は、この6年間でUIターンセンターを取り巻く環境は大きく変わりました。UIターン希望求職者の相談だけでなく、行政の受託事業が増えていったのです。
UIターンセンターとしての役割は変わっていません。転職を伴う移住やUIターンをする人の支援をすることは今も昔も同じです。でも、私個人の役割には変化がありました。以前は年間100件以上の転職相談をしていましたが、今は受託事業の企画から運営までを担当する割合が増えました。キャリアコンサルタントとしての業務から、営業・企画へと役割を広げていきました。
「行政からの委託事業」と聞くと特殊に感じるかもしれませんが、正直、民間の営業と本質的にはそこまで変わりません。課題をヒアリングして、解決できる案を提案していきます。
業務をする上で特に意識しているのはバランス感覚です。相手の要望を全部聞くのは苦しくなるし、かといってこちらの都合ばかりも押し付けられない。行政、企業、そして利用者、そして会社の利益、それぞれのニーズをすべて考慮することが求められます。
印象に残っているのは、ある自治体で地元企業への新卒者の就業を増やすための事業について、重要性の認識違いから事業自体がなくなりそうになったことです。でも「これは絶対やるべきだ」と思い、すぐに担当者に会って直接話し合いながら企画を練り直しました。結果的にこの事業を受託できて、それがきっかけで関連する事業がいくつも取れるようになったり、一緒に仕事をする企業も増えたりしました。あの時、諦めずに動いて本当によかったと思っています。
向こうから相談があって形にしていくこともあれば、こちらから提案して新しい事業を作っていくこともある。そのどちらも、実現した時の達成感は大きいですね。そんな風に事業化するまでのプロセスにやりがいを感じます。
私は普段東京にいるので、松山や高知、香川で行う事業は、企画・提案を一緒に作って、内容によっては運営も自分が担当しますし、現地のメンバーに任せることもあります。今はBPOのメンバーとも一緒にやっていて、関わる人の幅も広がってきました。
東京にいる強みは、都市部の最新情報を常に把握できること。「都市部の企業はこういうことをやっていますよ」「県外の状況がこうだから、こういう対応が必要ですよ」と提案できる。地方にいる人が知らない情報を持っているからこそ、価値があるんです。
東京オフィスは本社の香川県から遠く離れていても、一人ひとりの得意なことを活かして助け合いながら運営しています。私が組織で仕事をしていく中で、山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」という言葉を大事にし、心に留めています。

今この仕事ができているのは、以前、高松支店で営業として勤務した際にあたたかく迎えてくれた当時のメンバーのおかげです。東京都出身の自分が転勤で初めて香川県で暮らすことになったんですが、住んでみて本当に香川や中四国を好きになりました。地元出身の方では気がつかない良さも気付くことができたんです。都会とは違う人の良さやのんびり感、海も山も近く穏やかな瀬戸内の自然など、地元の方は当たり前と思っている中に驚くほどの魅力がある。食べるのが好きな私にとっては野菜や魚がおいしいのもうれしいところでした。また、関東の人間から見ると、実際に住むまで四国や中国地方のそれぞれの県の違いや特色は全然わからなかったんですが、住んでみるとそれぞれに県民性や街の様子など、かなり違いがあることにも気づきました。
人手不足に悩む地方企業とUIターンを考え始めた人たちを繋ぐことは、今も変わらず私たちの使命です。「相談に来てもらうには」「求人へのエントリーが増えるためには」「イベントにもっと集客するには」など、日々悩みながら突き進んでいます。オンラインイベントも増えてきていますが、対面とオンラインそれぞれのメリット、デメリットを考えて効果的に運営していく創意工夫が必要です。難しいですが、やりがいを感じています。
自分自身が暮らして感じた中四国の魅力を東京で発信することで、少しでも中四国で暮らしたいと思う方を増やし、地方に貢献できればと思います。移住した方には後悔することなくよりよい人生を送ってもらうため、良いことばかりではなく、田舎暮らしならではの注意点などもお伝えするようにしています。
クリエアナブキでは、時に社内で意見がぶつかりあうこともあります。でもそれは仕事に真剣に取り組んでいるからこそ。「人」に関わる仕事だからか、熱い思いを持った真面目な人が多いです。それに、女性も男性も関係なく活躍できる会社だと思います。ただ自分が東京で働いているからより強く感じるのかもしれませんが、仕事のスピード感などはまだまだこれから変化と成長が必要だと思います。
今後は、AIなど新しい技術を利用した求職者募集や営業戦略構築も行いたいです。渋谷は日本有数のIT企業が集まる街。ここで刺激を受けながら情報を取り入れ、我々のビジネスにも活かしていきたいと思っています。
AIが仕事を奪うと言われているこれからの時代、仕事を与えられるのを待つのではなく自分から提案できることが重要です。今の状況でのベストパフォーマンスをするにはどうすれば良いかを考えつつ、同時に現状を打開する方法も考えられる。そういう姿勢が大切だと思います。
社員それぞれがどんな会社でも活躍できるように成長して、「でもクリエアナブキが好きで働いている」というふうになれば最高だと思います。社内の若い人たちやこれから入社する方にも、UIターンの事業に興味を持ち「UIターンセンターで仕事がしたい!」と思ってもらえるよう、より一層面白い仕事を見つけていきたいと思います。
仕事の内容が徐々に変化してきても、人に関わるという本質は変わりません。キャリア相談に来る求職者の方々、提案する行政や企業の担当者の方々、事業に関わるパートナー企業の方々。人材ビジネスである以上、最終的に関わるのは、やっぱり「人」なんです。
相談対応から受託事業の企画運営まで、形は変わっても「人」を通じて地域に貢献していく。それがこの仕事の魅力で、今後も長く関わっていきたいですね。
