Excel でグラフを作ったことがないんだけど・・・という方に向けて、基本的なグラフの作り方を
書いておきますね。
どんなデータをグラフ化したいのかによって、多少のテクニックは必要ですが、
まずは、用意しなければいけないものと、基本的な操作の順番をマスターするところから
始めましょう。

 

Excel でグラフを作るときには、グラフを作るためのデータ (表など) を用意します。
Excel は、いきなりグラフを作るのではなく、表形式などにまとめたグラフの元となるデータが
必要なのです。逆にいえば、表があればそれをグラフ化することはむずかしくないのです。112-EX37.jpg
 

 

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基本的な棒グラフを作成してみましょう。
ここでは、支店ごとの月別売上の表を棒グラフにしてみます。
なお、グラフは元になる表と同じワークシート上に作成します。

 

1.グラフにしたいデータが含まれるセル範囲 (B3:E7) を範囲選択します。

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2.[標準] ツールバーの [グラフウィザード] をクリックします。
312-EX37.jpg 
 

 

3.[グラフウィザード -1/4- グラフの種類] の [標準] タブの [グラフの種類] で
[縦棒] をクリックし、[形式] の [集合縦棒] をクリックして [次へ] をクリックします。412-EX37.jpg
 

 

4.[グラフウィザード -2/4- グラフの元データ] の [データ範囲] ボックスに
範囲選択したセル範囲が指定されていることを確認し、[次へ] をクリックします。512-EX37.jpg

 

5.[グラフウィザード -3/4- グラフ オプション] の
[グラフ タイトル] ボックスに [支店別 月別売上] と入力し、[次へ] をクリックします。

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6.[グラフウィザード -4/4- グラフの作成場所] の [オブジェクト] オプション ボタンが
オンになっている状態で、元になる表があるワークシートの名前が表示されていることを
確認し、[完了] をクリックします。

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7.ワークシート上にグラフが作成されます。
作成直後はグラフが選択されている状態になっており、既定で [グラフ] ツールバーが
表示されます。

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作成したグラフの大きさを変更したり、移動したりすることができます。
グラフに対して操作を行う場合はグラフの余白部分をクリックして、[グラフ エリア] を
選択した状態で行います。
なお、グラフを選択しているときと、選択を解除しているときでは、
表示されるメニューなどにも違いがあります。

 

■グラフを選択しているとき

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■グラフを選択していないとき

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1.グラフを移動します。
グラフ エリアをクリックして選択し、作成したグラフをドラッグ アンド ドロップで
表の下へ移動します。

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2.表が移動されます。
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3.グラフのサイズを変更します。
グラフ エリアを選択し、グラフの外枠右下のハンドルをポイントしてマウス ポインタの形が
変わったら任意のサイズにドラック アンド ドロップします。
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4.グラフのサイズが変更されます。

1412-EX37.jpg

 

 


グラフの元となるデータさえきちんと作成しておけば、グラフはウィザードを使って
案外簡単に作成できます。
今回はグラフ作成とグラフ全体を変更する操作方法だけをご紹介しましたが、
次回は作成したグラフを元に、グラフの見た目を変更する方法をご紹介したいと思います。
お待ちくださいね。

石田 かのこ