私は、アプリケーションのオプション設定を変更して使うのは好きではないのですが、一時的にでも変えておいたほうが効率よく作業ができるなと思うオプションもいくつかあり、今回は Word で設定を変えているオプションの 1 つを書いておきます。
(テキストなどを作ることの多い私だからかもしれないので、万人受けはしないかもしれません)

たとえば、行頭文字や段落番号の設定されている段落をコピーしたとき、[テキストのみ保持] で貼り付けても、行頭文字の位置に「□」が文字として残ってしまいます。
Q01.png
 

異なる行頭文字を設定したいときに、段落書式を持っている段落番号の部分を除外して選択してコピーするのも手間だし、「□」を 1 つずつ消すのもたいへん。

ということで、私の作業用 PC で唯一、既定から変更しているのが [[テキストのみ保持] オプションで文字列を貼り付けるときに箇条書きと段落番号を保持する] です。既定ではオンになっていますが、これをオフにして使っています。
Q02.png
 

[[テキストのみ保持] オプションで文字列を貼り付けるときに箇条書きと段落番号を保持する] がオフのときには、下図のように「□」が表示されず、テキストのみが保持されて貼り付けられます。
Q03.png
 

Word には、これ以外にも貼り付けに関するオプション設定がいくつかあって、[元の書式を保持] が既定になっているオプションが多いのですが、ほかの文書から貼り付けるときは [テキストのみ保持] が既定のほうが使いやすいなとか、図を挿入したときに初めから「前面」になってくれたほうがいいな、という場合にはこのあたりのオプションを変更しておくと、繰り返し作業をするときにスムーズだと思います。
Q04.png

 


オプション設定を変えた場合、使い終わったらだいたい既定に戻すのですが、これだけはいつもオフにしてあります。

どれが正解、ということではないので、それぞれのお仕事や作業に合うように変更することで「めんどくさい」や「時間がかかる」を解決して使えるとよいですね。

石田 かのこ