Excel の表の列に同じデータを繰り返し入力するとき、知っておくと便利なキー操作がありますので、
こちらをご紹介しておきますね。

どちらかというと、「勝手にでてくるこれは何?」と思っている方が多いのかもしれませんが・・・

 

step110-EX32.jpg

 

1.表の列にすでに入力済みの文字列を入力するとき、対象となるセルを選択して
[Alt] キーを押しながら、方向キーの下 (↓) を押します。110-EX32.jpg

 

2.すでに入力済みのデータが一覧表示されます

210-EX32.jpg

 

3.方向キーの上下 (↑、↓) を押して、一覧表示されたリスト内の文字列を選択し、
[Enter] キーを押します。
または、入力したい文字列にマウス ポインタを合わせてクリックします。310-EX32.jpg
 

 

5.選択した文字列が入力されます。

410-EX32.jpg

 

 

step210-EX32.jpg

下図のように、文字列を入力している途中で入力済みの文字列が表示されることがあります。
これは、すでに同じ列のセルに入力されている文字列が、これから入力する文字列と一致する場合、
その文字列が入力候補として表示される「オートコンプリート」という機能です。
510-EX32.jpg

 

候補が表示された状態で [Enter] キーを押すと、その文字列が入力されます。
候補を利用したくない場合は、[Delete] キーを押します。610-EX32.jpg

この機能、便利な場面もありますが、逆に邪魔だと感じる方もいらっしゃるでしょう。
機能そのものを停止したい場合はオプション設定で変更します。

 

1.[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。710-EX32.jpg

 

2.[オプション] ダイアログ ボックスの [編集] タブの
[オートコンプリートを使用する] チェック ボックスをオフにして [OK] をクリックします。810-EX32.jpg

 

3.オートコンプリート機能をオフにすると、入力済みの文字列と同じ文字列を入力しても
候補が表示されなくなります。
910-EX32.jpg

Excel の既定で設定されているこれらの入力支援機能を邪魔だと感じる方もいらっしゃると
思いますが、個人的には、ちゃんとした使い方や機能の動きをしっかり知れば、使い分けることが
できると思っています。
設定を解除することも 1 つの選択肢ですが、いきなり解除してしまわずに
ちょっと使ってみませんか?

石田 かのこ