特定のデータを目立たせたいときに ―条件付き書式―」で基本的な設定方法をご紹介した条件付き書式について、設定を削除する方法を書いておきますね。

特に、自分以外の人が作成したファイルで書式の変更をしても適用されないという場合は、
条件付き書式が設定されている可能性があります。
条件付き書式が設定されている場所を探すには」でご紹介した方法などを使って、
条件付き書式が設定されているかどうかを確認して、不要な条件付き書式を削除してください。

step109-EX30.jpg

ここでは、どこに条件付き書式が設定されているのかはわかっている、という想定で
あらかじめ設定されている 2 つの条件付き書式のうち 1 つを削除します。


1.条件付き書式が設定されているセル範囲を選択し、[書式] メニューの [条件付き書式] を
クリックします。
109-EX30.jpg

 

2.[条件付き書式の設定] ダイアログ ボックスで、削除したい条件が何番目なのかを
確認して (控えておいて)
、[削除] をクリックします。
209-EX30.jpg

 

3.[条件付き書式の削除] ダイアログ ボックスで削除する条件のチェック ボックスをオンにし、
[OK] をクリックします。
309-EX30.jpg

 

4.選択した条件付き書式が削除されます。
[条件付き書式の設定] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックします。409-EX30.jpg


5.ワークシートに設定されていた条件付き書式が解除され、
書式が適用されなくなります。
ここでは、「奥田」という文字列のフォントの色が青から黒に変わっていることがわかります。509-EX30.jpg
 

見ていただいたように削除をする操作自体は難しいことはないのです。
ポイントは、削除しなければいけないのが条件付き書式だということに気づけるかどうかと、
きちんと削除したい条件付き書式が適用されているセル範囲を見つけて選択できるかどうかだと
思います。条件付き書式の設定と合わせて覚えておきたいですね。

石田 かのこ