セミナーのときにサンプルの表が必要で、私はマウスを使わずに下図のような Word の表を作成しました。

「今、どうやったんですか??」とご質問をいただいたので書いておきます。



日本語入力はオンでもオフでもいいのですが、今回はオンの状態を例にします。

「+」(プラス) と「-」(ハイフン) を使って下図のように入力して、[Enter] キーを押すと、表に変換されます。
(これだけ?って言わないで。。。)



「+」は列の区切り、「-」はセルの幅 (文字数) と考えればよいです。

今回の場合は日本語入力がオンの状態で「-」を 5 つ入力したので、各セル内に日本語文字列が5 文字、
入力できていることがわかります。



おまけ

なぜこうなるのか、種明かしをします。

Word には、入力した文字列に自動的に書式設定を行う入力オートフォーマットという機能がいくつかあります。
たとえば、「1.xxxxx」と入力して [Enter] キーを押して改行すると、「1.」の部分が文字列から段落番号 (書式) に変換され、次の段落に「2.」という段落番号が表示されます。
また、他の文字列が何もない段落の先頭で「-」を 3 つ以上入力して [Enter] キーを押すと、罫線に変換されます。

これらはすべて入力オートフォーマット機能がオンになっているために、文字列の入力後に、追加の処理として自動的に行われている書式設定です。

入力オートフォーマットの 1 つに [表] があり、+ と - を入力して [Enter] キーを押すと表に変換される、ということです。

[Word のオプション] ダイアログ ボックスの [文章校正] の [オートコレクトのオプション] をクリックして [オートコレクト] ダイアログ ボックスを表示し、[入力オートフォーマット] タブの [入力中に自動で書式設定する項目] で機能のオン/オフの状態を確認したり、変更したりできます。
[表] は既定でオンになっていると思います。





わたしも普通にリボンの [挿入] タブにある [表] をクリックして作成することもあります。
列数や行数が決まっていてそれ以上は拡張しないような場合、
もしくは、大き目の表を作成したいときはそうします。
ただ、項目を考えながら行を追加しつつ作成したいときには、小さく作って広げていくのです。
その普段の操作のクセが出て、セミナー中にやってしまったといえばそれまでですが、使いたいという方がいらっしゃったので結果的にはよかったのかもしれません^^


石田かのこ