索引を作るときには、単語を登録します。
そのときに、登録した単語の位置に索引項目フィールドというコードが挿入されます。

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これを削除するには、(基本的には) 何百個の単語が対象であっても、
1 つずつ [Delete] で消す方法しかありません。
これ、とてもたいへんです。。。

そういうとき私は、置換を使って削除しています。

ただし、注意が 1 つ。

置換 (削除) する対象は、索引項目フィールドだけではありません。

ページ番号や図表番号などもフィールドという仕組みで表示されています。
フィールド コードが画面上に表示されている場合、これらも対象になります。
目次やページ番号、図表番号などは、既定ではコードは表示されていませんが、
[Shift] + [F9] などでコードを表示している場合は注意してください。


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リボンの [ホーム] タブの [段落] グループの [編集記号の表示/非表示] をオンにして、
フィールドのコードが表示されている状態で操作してください。

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1. リボンの [ホーム] タブの [編集] グループの [置換] をクリックします。
(ショートカット キーの [Ctrl] キー + [H] キーでもよいです。)

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2. [検索と置換] ダイアログ ボックスの [置換] タブが表示されます。

[オプション] をクリックして、ダイアログ ボックスを拡張します。

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3. [検索する文字列] ボックスをクリックして、(何が文字列が入力されていたら消して、)
[あいまい検索] チェック ボックスをオフにします。

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4. [検索する文字列] ボックスをクリックして、[特殊文字] をクリックして、
[フィールド] をクリックします。

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5. [検索する文字列] に 「^d」と表示されたことを確認して、[すべて置換] をクリックします。

1 つずつ確認をしてから置換 (削除) をしたい場合は、[次を検索] で移動し、[置換] を
クリックしてください。

■すべてまとめて削除

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■1 つずつ確認して削除

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6. フィールドが置換され、文書から削除されます。
必要であれば、索引の一覧も削除してください。
 



「全部じゃないんだよ、特定の単語は索引に載せるのをやめたんだよ」
という場合は、その単語を [検索する文字列] ボックスの「^d」の前に入力し、
[置換後の文字列] に残す文字列を入力してください。

特定の単語が「Excel」だったとしたら、[検索する文字列] に「Excel^d」、
[置換後の文字列] に「Excel」と指定する、ということです。

石田かのこ