Excel で作成した数式の結果に誤りがあるとエラーになります。たとえば、「#N/A」や
「#DIV/0!」などのエラー値を見たことがあるでしょう。
しかし、エラーと言えばエラーだけれど、それには理由があって・・・ということも
ありますよね。
たとえば、計算式は入っているけれど、計算をするために必要な値のセルが空白だから
エラーになるとか。このエラー値に関して、表示しないためにいろいろと工夫ができます。
その中の 1 つとして、「印刷するときだけでもいいからエラーを非表示にしたい」というケースを
想定して、ページ設定の方法をご紹介しますね。

 

■エラーは空白に置き換えて印刷する

1.[ファイル] メニューの [ページ設定] をクリックします。

104-EX19.jpg
 
 

2.[ページ設定] ダイアログ ボックスの [シート] タブの [セルのエラー] ボックスで
[<空白>] を選択し、[OK] をクリックします。
204-EX19.jpg

 
3.印刷プレビューや印刷を行うと、エラー値のセルは空白で表示されます。

304-EX19.jpg

 

 


個人的には、エラーがでていることが「絶対に NG 」とは思っていないのです。
正しくないよ、と知らせてくれていることですしね。ただ、書類によっては
あまりよろしくないケースもありますし、細かいデータを印刷する場合などは、
やはりないほうがすっきりしますよね。
数式を編集したりする手間がいらず、簡単な設定ですので覚えておくとよいと思いますよ。

石田 かのこ