Excel 2007/2010、Word 2007/2010 では、100 回までの操作を元に戻すことができます。
PowerPoint だけ少し設定が違っていて、既定で 20 回と設定されており、
これを 150 回まで増やすことができます。

多ければいいというものでもないとは思うけれど、20 回では少ないという方は
少し増やしておくとよいと思います。

 

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PowerPoint 2007/2010 の既定では、クイック アクセス ツールバーに [元に戻す] ボタンが
配置されています。

このボタンを 1 回クリックすると、行った操作を 1 回元に戻せます。
ショートカット キーで操作する場合は、[Ctrl] キーを押しながら [Z] キーを押します。

たとえば、スライドを削除した直後に、このスライドを復元させたければ 1 回クリックする、
といった具合です。

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複数の操作をまとめて元に戻す場合は、ボタンの右側にある▼の部分をクリックして、
表示されるリストで元に戻したい操作をクリックして選択します。

下図でわかるように、PowerPoint 2007/2010 では、既定で 20 操作まで戻すことができます。

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[PowerPoint のオプション] ダイアログ ボックスで回数の変更、設定をします。
この設定はアプリケーションに対して行われるため、すべてのファイルで同じ回数、
元に戻すことができます。

1.[Office ボタン] をクリックし、[PowerPoint のオプション] をクリックします。

☆PowerPoint 2010 の場合は、[ファイル] タブをクリックして [オプション] を
クリックし、[PowerPoint のオプション] ダイアログ ボックスを表示します。

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2.ダイアログ ボックス 左側で [詳細設定] を選択し、[元に戻す操作の最大数] ボックスに
数値を設定して [OK] をクリックします。

[元に戻す操作の最大数] ボックスには、最大で 150 まで指定できます。

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元に戻す回数は、最大の 150 にしておくことがよいことではありません。
使用している PC のスペック等にもよりますが、元に戻せる回数が増えるということは、
それだけ負荷がかかるからです。
20 だと少ないな、という場合に少し増やしておくとよいでしょう。

石田 かのこ