SUBTOTAL 関数について、「オートフィルターの結果だけを対象に計算する (SUBTOTAL 関数)」でもご紹介していますが、追加でもう 1 つ。

下図の小計欄には、項目ごとの [項目] の個数と [数量] の合計が SUBTOTAL 関数を使った数式で算出されています。

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途中に小計を含むリストで列の合計値などを計算するとき、(当たり前だけれど) SUM 関数などで指定しているセル範囲に小計のセルも含まれていれば、この値も合計値に含まれます。
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これでは適切な結果ではないため、小計のセルだけを SUM 関数の引数として指定したり、逆に、小計のセルを省いて複数のセル範囲を指定したりします。
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SUBTOTAL 関数の場合は、引数で指定したセル範囲に SUBTOTAL 関数の数式が含まれているセルがある場合、このセルを除外した結果が返ります。
セル範囲として対象とする範囲を指定できるけれど、除くべきところは除いてくれる、ということです。



■SUBTOTAL 関数で合計値を求めているケース
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■SUBTOTAL 関数でデータの個数を求めているケース
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集計の種類については「オートフィルターの結果だけを対象に計算する (SUBTOTAL 関数)」でご紹介しているのでそちらを参照してください。

SUBTOTAL 関数はリスト (一覧形式の表) との組み合わせで利用する関数です。
集計 (小計) の設定機能を使って自動的に求められる小計やテーブルの集計行でも使われる関数ですね。


石田 かのこ