質問をいただくことが多い、[条件付き書式ルールの管理] ダイアログ ボックスの [条件を満たす場合は停止] のチェック ボックスについて簡単に使用例をご紹介します。

下図のセル A2 から C8 には、2 つの条件付き書式ルールが設定されています。

1 つ目が、A 列に「1」と入っていたら灰色で塗りつぶす
2 つ目が、C 列の数値が 10 万以上だったら青い太字にする

3 行目や 7 行目は、この 2 つのルールのどちらの条件にも該当するので、灰色で塗りつぶされ、なおかつ青い太字が適用されています。

A 列が「1」 (つまり、製造中止) のときは青い太字にする必要がない、というときに、[条件を満たす場合は停止] を使います。

1 つ目の「A 列に「1」と入っていたら灰色で塗りつぶす」というルールの [条件を満たす場合は停止] をオンにすると、下図のように、3 行目と 7 行目の文字は青い太字が適用されなくなります。


つまり [条件を満たす場合は停止] は、2 つ以上のルールが設定されていて、2 つ (すべて) のルールの条件に合致する場合に、優先度の高いルールを適用して、それより後のルールは適用しなくてよい、という場合に有効にする機能です。

石田 かのこ