Excel 2016 のピボットテーブルでは、日付 (シリアル値) のフィールドを行エリアや列エリアに配置したときに、自動的にグループ化されます。

今回はこの自動的に行われるグループ化の解除と、この機能の無効化について紹介します。

意味はわかる!無効にしたいだけ!という方は「自動グループ化を無効にする」から見てもらえればよろしいかと。

たとえば、集計元データのテーブルの [日付] フィールドに 2016 年 4 月から 2018 年 3 月までの日付が含まれているとします。

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このデータソースの [日付] フィールドを列エリアに配置した直後、図 A のようにならず、図 B のように日付が「月」、「四半期」、「年」という上位の単位でグループ化されます。
(勝手に、日付を配置した後にグループ化するユーザーが多いから自動的に設定されるようになったのかな、と解釈しています。)

図A
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図B
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配置直後に解除する

[日付] フィールドの配置直後、下図のようにグループ化されたら、[Ctrl] キー + [Z] キー (元に戻すのショートカット キー) を実行すると、グループ化が解除されます。
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グループの解除を実行する

フィールドの配置直後でもそうでなくても、グループ化を解除したいフィールド (下図の場合は 年 のフィールド) を右クリックして [グループ解除] をクリックする、または [ピボットテーブル ツール] の [分析] タブの [グループ解除] をクリックすると、いつでも解除できます。
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自動グループ化を無効にする

そもそも勝手にグループ化されたくない、2010 とか 2013 のころと同じがいい、という方は、オプション設定で機能を無効にするとよいでしょう。

[Excel のオプション] の [データ] の [データ オプション] の [ピボットテーブルで日付 / 時刻列の自動グループ化を無効にする] をオンにすると無効化されます。
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わたしの業務環境では、不要ならいつでも解除できるので自動グループ化を無効にはしていません。

でも、見慣れない感じで日付が表示されるのがいやだとか、余計なことしないで!という方もいらっしゃると思うので、知っておいて損はないかな、と。

最初から無効にする設定ってあったのかなぁ・・・ 2016 を使い始めたころにいっぱい探したけど見つけられなかったような気がするんだけれど・・・。気のせいですかね。

石田 かのこ