SmartArt の図表を作成したけれど、やっぱり箇条書きなどの文字列に戻したい、
なんてこともあります。

PowerPoint 2010 ならば、[テキストに変換] というコマンドがあり、
そちらを使用して文字列に戻すことができますが、PowerPoint 2007 にはそれがないのです。

正確には、いったん削除して文字列を貼り付ける、という操作なのですが、
結果的に図表を文字列に戻す (文字列をプレースホルダに貼り付ける) ことができます。
 

Step 1. 図表の文字列をプレースホルダに貼り付ける


1. 図表を選択し、テキスト ウィンドウの文字列を選択して、リボンの [ホーム] タブの
[コピー] をクリックします。
(右クリックでも、ショートカット メニューでも、コピーの方法はなんでもよいです。)

図表を選択してもテキスト ウィンドウが表示されない場合は、[SmartArt ツール] の
[デザイン] タブの [テキスト ウィンドウ] をオンにしてください。

PowerPoint201204-002-1.jpg


2. プレースホルダの枠線をクリックして図表全体を選択し、[Delete] キーを押します。


PowerPoint201204-002-2.jpg


3. プレースホルダ内の図表が削除されます。

このとき、プレースホルダが表示されない!という場合は、
リボンの [ホーム] タブの [レイアウト] をクリックして、[タイトルとコンテンツ] などの、プレースホルダが配置されるレイアウトに変更してください。

PowerPoint201204-002-3.jpg


4. プレースホルダ内をクリックして、リボンの [ホーム] タブの [貼り付け] をクリックします。


PowerPoint201204-002-4.jpg


5. プレースホルダに文字列が貼り付けられます。
(SmartArt の図表が文字列に戻ります。)

PowerPoint201204-002-5.jpg


おまけ

PowerPoint 2010 をお使いの方は、[SmartArt ツール] の [デザイン] タブの
[変換] をクリックして、[テキストに変換] をクリックしてください。

PowerPoint201204-002-6.jpg

 



PowerPoint 2007 では文字列を図表に変換できるのでとても便利なのですが、
それを戻す方法を最初は探しましたよ、、、

結局、PowerPoint 2007 には文字列に変換するためのコマンドはなかったようです。
PowerPoint 2010 になってコマンドが追加されていたので、私と同じように、
必要だと思った方が多かったのかなぁ、と思ったのでした。

石田かのこ