プレースホルダやテキスト ボックスにサイズの異なる文字列が入っているときに、
それぞれのフォント サイズを "今よりも" 大きくしたり、小さくしたりするボタンと、
ショートカット キーを覚えておくとよいですよ。


たとえば、PowerPoint のコンテンツ プレースホルダの箇条書きはたいてい、
レベルによって既定のフォント サイズが違います。


たとえば、下図だと

レベル 1 24ptレベル 2 20ptレベル 316 pt のフォント サイズです。
レベルが下がるほどフォント サイズが小さくなっています。

1PowerPoint201110-001.jpg


複数のサイズの文字列が含まれているプレースホルダ (全体) を選択すると、
リボンの [ホーム] タブの [フォント サイズ] ボックスには、一番小さいフォント サイズに
「+」がついて表示されます。

2PowerPoint201110-001.jpg


複数のフォント サイズが設定されているプレースホルダを選択して、
リボンの [ホーム] タブの [フォント サイズの拡大] をクリックすると、
それぞれのフォント サイズが拡大されます。
ショートカット キーで拡大する場合は [Ctrl] + [Shift] + [>] です。

3PowerPoint201110-001.jpg


縮小する場合は [フォント サイズの縮小] で。
ショートカット キーで拡大する場合は [Ctrl] + [Shift] + [<] です。

4PowerPoint201110-001.jpg


PowerPoint のプレースホルダは異なるフォント サイズの文字列が含まれていることが多く、
「もうちょっと全体的に大きく/小さくしたいな」という場面があると思います。


そんなときは全体の様子を見ながら少しずつフォント サイズの調整ができるので便利ですよ。
Office 2007 の場合は、Excel にも Word にも [フォント サイズの拡大] と
[フォント サイズの縮小] ボタンがリボンの [ホーム] タブの [フォント] グループに
配置されていますが、操作対象によって少し動きが違うので注意してください。


たとえば、テキスト ボックスや図形内の文字列は Excel でも Word でも PowerPoint でも
同じように操作できますが、Excel のセルの場合は [フォント サイズの拡大] (または縮小) を
使っても、異なるフォント サイズの文字列をまとめて少しずつ調整できません。

 


■おまけ
Office 2003 の場合は、PowerPoint だけが既定で [書式設定] ツールバーに
[フォント サイズの拡大] と [フォント サイズの縮小] ボタンが表示されています。
Excel や Word でも使いたいという場合は、[ツール] メニューの [ユーザー設定] で
[ユーザー設定] ダイアログ ボックスを表示し、[コマンド] タブでボタンを選択して、
ツールバー上の配置したいところへドラッグしてください。

 

5PowerPoint201110-001.jpg


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石田かのこ