外国人労働者問題啓発月間って何?

毎年6月は、厚生労働省が定める「外国人労働者問題啓発月間」ということを、ご存じでしょうか。

今年は、「共生社会は魅力ある職場環境から~外国人雇用はルールを守って適正に~」の標語のもと、「外国人労働者問題啓発月間」に関する積極的な周知・啓発活動を行っています。

詳しくはこちら→6月は「外国人労働者問題啓発月間」です(出典:厚生労働省ホームページ)

ほとんどの会社では、法令を遵守して、外国人を雇用していると思いますが、技能実習生に違法な時間外労働をさせていたというニュースは後を絶ちませんし、恒常的に暴力をふるっていたり、大ケガをさせたりというニュースを耳にすることもあります。

このような労働問題や犯罪に該当する事案が発生することは問題外ですが、「外国人労働者問題啓発月間」を機会に、技能実習生にとって魅力ある職場環境というのは、どのようなものかを考えてみました。

技能実習生が職場に求めるもの

私は、通訳を通してではありますが、技能実習生と話をすることがよくあります。

技能実習生といっても個人によって考え方は様々で、日本でお金さえ稼ぐことができれば十分という人もいれば、日本の生活を楽しみたい気持ちが強い人もいます。あまり多くはありませんが、日本語を勉強し、帰国後のキャリアに活かしたいと考えている人もいます。

また技能実習生を雇用している会社の担当者に技能実習生に対する要望をお聞きすると、「もっと日本語が上手だったらいいのに!」という声がありました。

技能実習生に日本語を勉強してもらいたいと思っているものの、そこに人員やコストを割けないという事情や、会社が勉強の機会を設けてもすべての技能実習生が日本語学習に熱心というわけではないなど、かみ合っていないことも多いようです。

技能実習生とWin-Winに!

出入国在留管理庁は、在留資格「特定技能」で就業する外国人が2022年3月末時点で、64,730人と発表しました。1年前の2021年3月末時点(22,567人)の約2.8倍です。当初は伸び悩んでいた特定技能外国人もまだまだ想定数には及びませんが、徐々に増加しています。

技能実習生と違い、特定技能外国人は転職することができます。実際に、在留資格が認められる最長期間である5年間を同じ会社で就業する人ばかりではなく、転職する人も多くいます。

ただ、同じ会社で技能実習から特定技能に移行した人は、長期間継続して就業する傾向にあるようです。会社が認めた人しか特定技能には移行しないですし、技能実習生も自分の要望をある程度満たした会社だからこそ継続したので、当然といえば当然なのですが、お互いにWin-Winになれるような関係が作られているというのは素晴らしいことです。

技能実習生の教育には、人員もコストもかかります。3年で帰国してしまう人だからと割り切った対応をされている会社もあるかもしれませんが、普段技能実習生と簡単な日常会話しかしたことがないようでしたら、一度、キャリアプランについての考えなどを聞いてみてはいかがでしょうか。

中には、学習の機会を求めて、個人的にがんばっている人がいるかもしれません。そういう人は、そのやる気を少しだけ後押しすることができれば、業務にもいい影響を及ぼし、長く会社で活躍してくれるでしょう。

技能実習生は集団で捉えられがちですが、一個人として接してみると、何か新しいものがみえてくるかもしれません。

まとめ

当社では、技能実習生と受入れ企業の双方がWin-Winになれるように様々な場面で環境整備のお手伝いができればと考えています。

外国人労働者の日本語教育やビジネスマナー研修などにも対応できますので、技能実習に関するお困りごとなどありましたら、こちらまでご連絡ください。

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