しごと
2022/01/11
雰囲気重視の就活生。採用活動は自社のファンをつくること。~中間管理職のつぶやき~
しごと,働くを知る,人事ご担当者向け
皆さんこんにちは。クリエアナブキBPO営業グループの飯間です。
今回のコラムは「雰囲気重視の就活生」に関して書きます。
ぜひ最後まで、ご一読いただければ幸いです。
採用現場の現状
緊急事態宣言が解除され、3か月が過ぎようとしています(2022年1月現在)。
今まで営業自粛を余儀なくされていた、大手外食チェーン等の飲食接客などの求人が顕著に増えているだけではなく、事務職や営業職などの求人も変わらず売り手市場が続いていますね。
先般、ある企業の新卒採用担当者の方とお話ししていると、「採用したいと思う学生からお断りをされるケースが年々多くなっており、まるで自分自身にダメ出しをもらっているようで凹みます。」と嘆いていらっしゃいました。断られることが続くと確かに凹みますよね。すごくわかります。
毎年、経営や上司からは、なぜ良い学生が多く採用できないのかの理由を迫られ、募集に関するコストは年々増額、新卒募集のWebサイトの活用も強化している…にも関わらず新卒採用の結果が上手くいっていない!という会社も少なくないのではないでしょうか?
今の就活生が企業に求めるもの
採用担当者に必要な能力として、強いメンタル(笑)が必要だなと感じたエピソードでしたが、実際に最近の就活生は企業に何を求めているのでしょうか。
新卒採用サイトを運営するi-plugは2021年卒の学生を対象にした「企業の魅力と働き方」に関する調査結果を発表しました。
下記はi-plugが行った「どんな企業に魅力を感じる?」の調査結果です。
まず「社内の雰囲気が良い」を重視する学生がなんと75%を超えており(4年連続とのこと)、2番目に多い「成長できる環境がある」と25%も差があるのが印象的です。待遇面よりも環境が気になるということでしょうか。
また、「雰囲気が良い」職場を魅力的に感じる理由として、「ギスギスした雰囲気の中では効率のいい仕事ができない」「パフォーマンスに影響する」など、生産性の観点から雰囲気の良さを学生は求めていると調査結果に出ています。
これからの採用活動
一昔前の採用活動(面接)では、企業は学生に対してしっかりとした志望動機を求め、学生は企業に対してまだ固まっていない志望動機をあたかも本心のように話をしていました。そのような面接がミスマッチを生み出してた原因の一つなのかもしれません。
学生は就活に関して「自分に向いている企業が分からない」「やりたいことが分からない」など、自己理解に関する不安が多いのが現実ではないでしょうか。(本当に志望動機が固まっている学生の方が少ない現実。。)
であれば選考を通じて、ありのままの企業・ありのままの雰囲気を見てもらって採用の過程で自社ファンになってもらうことが、現代に合った採用活動なのかもしれないと感じました。
まずは私たちが「仕事」をもっと楽しまないといけないですね。
「明日は今日よりもっと工夫をしよう!」
【中間管理職のつぶやき】 第1回:部下との関係構築は「日常の承認」から |