四国中央市は、愛媛県の東端に位置し、松山自動車道・高松自動車道・徳島自動車道・高知自動車道と、四国4県の高速道路が交差する、交通の中心地です。

また、自生する楮(コウゾ:和紙の原料)を生かして、江戸時代から製紙業が盛んで「紙のまち」として栄えてきました。

今回はそんな四国中央市にあり、医療・介護用の紙製品の製造を中心に行う、大富士製紙株式会社   総務部総務課の三宅さまにお話しを聞かせていただきました。

総務部の三宅さまにお話を伺いました

大富士製紙株式会社のことについて教えてください

社名の由来について

創業者が日本の象徴である「富士山」よりも大きくという意味で「大富士」という社名がついたと聞いています。

御社の商品の使用シーンを教えてください。

ウェットタオル(弊社では「衛生不織布」といいます)・ペーパータオル(弊社では「衛生紙」といいます)ともに、病院、介護施設の病棟やケータリング、食堂など様々なシーンでご利用いただいています。

ウェットタオルのことについて教えてください

訪問の際にいただけるウェットタオルの形が、平型から丸型に変わったように思いますが?

今までお出ししていた「平型」はいわゆる「おしぼり」という位置付けでした。これは主に飲食店でご利用いただいています。「平型」にすることでパッケージに飲食店様の店名が大きくハッキリ印刷することができ、宣伝効果にもなります。また、かさばらないので、収納も省スペースで済みます。

弊社は現在、医療介護をメインとした製品づくりを行っています。主力商品である「衛生不織布」は医療介護現場での清拭タオルが主な用途です。

「医療介護の明るい未来へ支援いたします」をスローガンに、現場の看護師様、介護士様の労働負担の軽減を目指しており、簡単に広げることができる「丸型」の製造をメインに行っています。

また、社会貢献の一環として、2020年8月より日本赤十字様のロゴマークを入れさせていただきました。ご来社頂くお客様にも、弊社の活動を広く知っていただく意味で「丸型」の「フリーワイプ」という商品をお出しさせていただいています。

 

三宅さまのお気に入りの商品はありますか

ペーパータオル「メヌエットフィール」ですね。

1つ目の特徴は、吸水性が良く水に濡れても抜群の強度、それでいて柔らかく肌触りがとても良いのです。

もう1つの特徴は紙粉が出にくいということです。お客様のニーズから、衛生環境を整えるために紙粉が出ないように工夫されました。

以上の特徴もあり、とても気に入っています。

三宅さまのお仕事について教えてください

転職で大富士製紙に入社されたと聞きましたが、以前はどのような仕事をされていましたか

信用金庫で外回りの営業をやっていました。

なぜ、総務の仕事を選ばれたのですか

営業や工場作業など、一線で働く方々を上手くフォローしたり、逆に自分が会社を動かせたりしたら面白いんじゃないかと思いました。実際にやってみて、性にあっていると思います。誰もやらないなら私がやりますと手を挙げることもできるのです。

採用時に求める人物像を教えてください

現在、採用を担当されていますが、求める人物像ついて教えてください

真面目に取り組め、視野が広い方です。

たくさんの事をやるわけじゃないので、どうしても日々の仕事につながることだけを見ようとしがちです。それだと、自分の知識の幅や見える範囲が狭くなってしまうので、いざというときに臨機応変な対応ができないのかなと。日頃から自分の持ち場の仕事に加えて、他の人たちはどんなことをやっているのか興味を持っていただきたい。という意味合いでの広い視野です。

自分のやっている仕事はどういうところからやってきて、どこに行くのかというのを気にしてほしいです。「自分の決められた仕事はこれだから、これをやったらいい。」というのでは、自分の効率がすごく良くても、会社としての効率は決していいとは言えない。そういうことはよくある話です。

自分の作業性を落としてまでする必要はないのですが、「後の人がこういう作業をするのであれば、今まではこれが良かれと思っていたけど、もう少しこうした方が後に繋がりやすいな」とか、そういうことまで考えてもらえるような人がいいのかなと。

大富士製紙株式会社で働く上でのイチオシのポイントは何ですか

三宅さまの思う会社のイメージを教えてください

新しい取り組みについてはとても積極的です。オンラインで営業活動ができるシステムをシステム会社さんと開発したり、営業先でも社内と同じような感覚でパソコン操作できるようVPN(Virtual Private Network:仮想専用線)をいち早く取り入れたりしてきました。

社員の声が業務に反映することも多く、自由な会社じゃないかなと思います。

また、有給消化率は抜群です。徹底的に業務の効率化に取り組み、残業をしないような文化が10年以上前から浸透しています。

三宅さまの思う会社のイチオシは何ですか

事務所が3階にあることです。恐らく大半の方は嫌だと言うと思いますが、個人的には運動不足解消にとてもいいと思います。

私は業務上で製造現場にもよく行きますので、とてもいい運動になります。入社した時はすごく不思議に思っていましたが。

どのように休日を過ごしていますか

子どもが二人いるので、子どもたちと過ごします。実はこの土曜日が運動会でした。(コロナの影響で昨年は中止だったため)2年ぶりに運動会に参加しました。

ほかにも、上の子がサッカーを始めたのでサッカーの練習相手をしたりします。

自分ごとだと、誘われるとゴルフに行きます。年に4回ぐらいです。

三宅さまイチオシの四国中央市のいいところは何ですか

新生児が生まれてから1歳までは、おむつを無料で貰えます。協賛しているお店におむつ券を持っていくと1パックもらえます。これはいいなと思います。

「大富士製紙株式会社」はこんな会社

 1959年創業の医療・介護現場に必要とされる、衛生紙(ハンドタオル)・衛生湿紙(清拭用ディスポウェットタオル)等の、製造・販売、各種衛生資材メーカー

大富士製紙株式会社 
所在地:愛媛県四国中央市村松町510
https://www.daifuji.co.jp/

キャリアコンサルタントから

大富士製紙は、医療・介護現場に必要とされるウェットタオル、ペーパータオルメーカーです。私は訪問の際にいただけるウェットタオルの大ファンで、大判で良い厚みがあり使い勝手も良いため気に入っていることを三宅さまにお話ししたことがきっかけで、今回のインタビューの時間をいただけることになりました。

印象的だったのは、有給休暇が取りやすい環境と、生産性向上の工夫をしていることで時間外勤務が少ないことです。三宅さまが17時15分に退社しようとしたところ、最後の1人だったので事務所の鍵を閉めたというエピソードを聞いたことがあります。

現在、全国のディーラー向けの営業職や、製造現場での人材を募集しています。三宅さまのように異業種から転職された方の受け入れ実績もありますので、ご興味がある方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。