しごと
2021/11/29
「知っている」≠「できている」
しごと,働くを知る,人事ご担当者向け
こんにちは。クリエアナブキの平井です。
『知っている≠できている』… 研修や色々な情報商材などで似たような言葉がよく使われているので、聞いたことがある方も多いと思います。
自戒の意味も含めて、「知っている=できている」と勘違いしてしまうことって結構多いと思いませんか?
私自身、本を読んだり、研修を受けたり、新聞を読んだり、誰かのアドバイスを受けたり、新しい情報をインプットしただけで、自分が少し成長した気分になりがちです。
が、アウトプットのないインプットは成長にはつながらないと考え、ふとしたときに反省するようにしています。
成長するための5つのステップ
私自身の経験を仕事とプライベートに当てはめてみます。
仕事:新サービスの拡販営業
- 新サービスの概要を社内説明会で知る → この段階では売れない。
- 取り敢えずお客様に提案してみる。 → 理解が不足していたり、説明が板についていないので、やっぱり売れない。
- なぜ売れないのか考える → 提案済みのお客様からのフィードバックや反省によって改善点に気づく。
- ぽろっと1件売れちゃう → 理由はよくわからないけど、なぜか売れてしまう。再現性を高めるためになぜ売れたか考える。
- 「3」「4」を繰り返しながら、営業を続ける。 → 当該サービスが売れる営業になる。
プライベート:バスケットボールのシュート
- テレビで試合を見て、カッコいいシュートを知る → この段階ではできない。
- 取り敢えず体育館で真似してみる → すぐにはやっぱりできない。
- どうやったらできるか考え、練習する → 試行錯誤と練習を繰り返して、試合でやってみようかなと思う。
- 試合で1本ぽろっと決まっちゃう → 1本成功しても、まだ無意識に使えるレベルにはならないので、強く意識して何度も実践でトライする。
- 試合で強く意識せずとも、必要に応じて使えるようになる。 → 自分の得意技orプレイの引き出しの一つになる。
書いてみると当たり前の話ですが、知る→やる→気づく→続ける→できる、というステップを踏まないと自分の力にはならないですね。
私自身も知るだけで終わることが多いですが、普通の人が本当に何か新しいものを得たいと思う時には、上記5つのステップを踏まないとどうにもならないと最近改めて感じています。
「できているつもり」に惑わされてないために
また個人的な見解ですが、知っているだけで、できているつもりになっている人って傍から見ると恥ずかしいです(自分自身もやりがちです)。会社にそういう人が多いと会議の邪魔ばかりして、進めたい事が全然進まないという事態にもなります。
偉そうなこと言える立場にないのですが、最近は下記を意識しています。
- 公私問わず、いいと思ったものは何でも、まずやってみる
- 仕事上のアドバイスや意見は、できている人のものしか信用しない
- 成長のために本を読む時は、自分の経験と照らし合わせて理解を深める
- 採用面接時は知識や経験ではなく、そこから何ができるようになったかを重視する
- 社員教育時は、本当にできるまで指導する
何でもやり過ぎると自分自身も周りも疲弊しますので、ほどほどに今後も意識したいと思います。