しごと
2021/10/21
サテライトオフィス活用で障がい者雇用の課題を解決!活用事例のご紹介!
しごと,働くを知る,人事ご担当者向け
前回、当社クリエアナブキが運営する、障がい者雇用サテライトオフィス『ウェル工房』についてご紹介しました。(→ 障がい者雇用の新しい形!サテライトオフィスを活用しよう!)
障がい者をテレワーカーとして雇用する
ウェル工房は「テレワークを利用して、時間や場所を有効に使って働く」という考えをベースに運営しています。共用型サテライトオフィスで勤務するという、新しい働き方とも言えます。
コロナ禍、テレワークというと在宅勤務のイメージが強いですが、テレワークは勤務を行う場所により、「在宅勤務」、「モバイル勤務」、「サテライトオフィス勤務」に分類されます。
障がい者雇用でサテライトオフィスを活用するというと、何か特別なものという印象を持つかもしれません。しかし日常的な働き方として定着しつつある在宅勤務の延長にある、ひとつの働き方と考えてみてはいかがでしょうか。
サテライトオフィス(ウェル工房)を活用する企業の事例
サテライトオフィスを活用して、障がい者雇用を実現している企業様をご紹介させていただきます。
事例:愛媛県西条市(製造業/従業員数約400名)
利用のきっかけ
製造過程で有毒ガスを扱うことから、労働災害リスクを考えると、障がい者の方に合わせた業務の切り出しが難しく、法定雇用率未達の状態が長く続いていた。
「企業の社会的責任として、障がい者雇用には積極的に取り組みたいという思いはあるが…」と考えていたときにウェル工房を知り、利用スタート。
現状とメリット
⇒ 現在、身体障がい者2名、知的障がい者1名を雇用中!
愛媛県西条市(事業所)と香川県坂出市(ウェル工房)の遠隔地勤務ではあるが、人事担当者がウェル工房を訪れ、個人面談を定期的に実施。
成果物であるスプラウト黒にんにくの社内向けPR資料を人事担当者と一緒に作るなど、会社の一員として、明確な社内の役割を担っている。また成果物を活用した社会貢献活動として、ウェル工房で働く同社の障がい者全員が同行し、愛媛県のこども食堂へ寄付を行った。
50代の障がい者の方は、「この働き方であれば、自分のペースで仕事ができ、現在はとても安定している。定年まで勤めたい」と話をしている。
百聞は一見にしかず。ウェル工房を見学しよう
ウェル工房は、勤務環境を柔軟に設定することで、障がいがあっても自分の能力を発揮して働きたい!という障がい者の方の思いと、障がいのある社員の能力を最大限に活用したい!という企業の思いを実現し、互いにメリットを感じながら働ける場として、活用いただきたいと考えています。
多様な働き方として、地方在住の障がい者をテレワーカーとして雇用する都市部企業も増えてきました。時間や場所の制約を取り除くことは、雇用機会の確保にとても有効だと考えられます。
サテライトオフィス活用にご興味のある方は、ぜひウェル工房の見学にお越しください。
また、こちらに日常の風景を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
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中四国エリアの企業様に対して、このサテライトオフィスサービスをご提案させていただいておりますが、仕組みや障がい者の方の働き方を新しくデザインするという点で、「いいね」というお声をいただいたり、その想いに賛同いただいてご利用される企業様もいらっしゃいます。
企業の障がい者雇用と、障がい者の方が働くという、両側面から少しでも貢献できる方法をご提案していきたいと考えております。
サテライトオフィスの利用について以外の内容でも、障がい者雇用についてお困りのことがございましたら、こちらからお気軽にご相談ください。
【ここが大変だよ!障がい者雇用】 第1回:ここが大変だよ!障がい者雇用~「基本の基」編~ |