こんにちは。中国・四国UIターンセンター渋谷オフィスの瀧 周太郎です。

中国・四国UIターンセンターでは、コロナ禍前からWEBや電話など、オンラインでの相談を承っていました。そして、緊急事態宣言が解除された以降は、対策をしっかりしながら対面での相談も再開しています。とはいえ、やはりこの半年は、WEBなどオンラインでの相談をご希望される方がぐんと増えています。

また、ニュースや新聞などで「コロナ禍で増える地方移住」などと報じられているのを目にされた方もいらっしゃると思います。実際のところはどうなのでしょうか。今日は、コロナ禍前からUIターン・移住について相談を受けてきた経験も踏まえて、いま地方への移住をお考えの方におすすめの方法も考えてみたいと思います。

コロナ禍に移住やUターンを考え始めた人たち

たしかに、新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけとして地方移住に興味を持った、Uターンを考え始めたという方は増えていると思います。相談件数も増えてきていますし、「なぜUIJターンを考えたのですか?」と質問をさせていただくと、「コロナをきっかけに」とか「テレワークをしていて、都会でなくてもいいかなと思って…」などとお話いただくことが多いのは事実です。 

しかし、相談が増えている一方で「…とはいっても、今すぐではないのですが。」と枕詞が付く方が多いのかなと感じています。どちらかというと、情報収集を始めた方が増えたという印象です。

人それぞれ事情も異なりますが、地方移住というのは決して簡単ではありません。思い立ったが吉日!とばかりに移住・Uターンできる方はそうそういません。転居を伴わない転職であれば、転職活動の期間は概ね1~3か月と言われていますが、転居を伴う場合は3~6か月、1年近くかかる方もいらっしゃいます。

また、移住のためには持ち家の方は家を処分しなくてはいけなかったり、お子さんの学校の都合があったり。何より移住先で仕事が見つかるのか、生活できるのかなど、実行に移す前に考えないといけないことがたくさんあります。

実際に私が支援させていただいた方も、このコロナ禍の半年でUターン・移住できた方は限られています。「地方移住が増えている」というよりも「地方移住を考え始めた方が増えている」というのが実際のところで、そのうちのどの程度の方が実際に地方移住するかというと、まだまだ未知数だと感じています。

では、次は増えた「地方移住を希望する方」にオススメの方法を考えてみましょう。

情報収集には参加しやすくなった移住セミナーがオススメ

地方移住のために、まず必要なのは情報収集です。先にも述べたように、移住のために考えないといけないことがたくさんあります。何を考え、何を準備していかないといけないのか、情報収集のために中国・四国UIターンセンターにお気軽にご相談いただければと思っていますが、ここ最近は、”移住希望者が増えた!?”という波にのり、地方自治体も移住希望者に向けたPR活動が盛んになっています。そして、このご時世なので「オンラインでも参加できる」セミナーが急増しています。移住を考える第一歩として、そのようなセミナーを活用するのがオススメです。

自宅から気軽に参加しやすいオンラインセミナー

私たちの中国・四国UIターンセンターも、さまざまな事業でオンラインセミナーを開催していますし、私自身も地方自治体が開催するオンラインセミナーで、地方への転職や産業・企業の紹介、求人例などをお話する機会が増えてきました。

オンラインセミナーの良いところは、当日時間があれば自宅などで気軽に参加できるところです。家族と一緒に話が聞けるというのもいいですね。 もちろん、遠方からも参加しやすいというのも大きなメリットです。

時間も、1時間から1時間半ぐらいのものが多く、お休みの日でも空き時間があれば、当日でも申込できるセミナーもたくさんあります。顔を出すか出さないかも自由ですし、質問もチャットなどを利用して気軽にできます。対面だと質問をするときに手をあげたり、多数の人の前で話をするのが少し苦手だなと感じる方でも、聞きたいことを聞きやすいのがオンラインのメリットですね。

デメリットをあげるとすれば、オンラインセミナーに参加するための機器や環境を持っていなくてはいけないことや、事前にアプリケーションのインストールなどが必要なことぐらいでしょうか。チャットで質問するだけでしたらマイクがなくても問題ないですが、家庭用のパソコンの中には音声の出力ができるけれどもマイク機能は何かを接続しないと使えないものがあったり、通信環境によっては、動画が遅れたり、声が途切れたりする可能性があります。

対面でも参加できるハイブリッド型オンラインセミナー

この3~5月は、対面のイベントが全く開催できなかったので、オンラインやデジタルが苦手な方は、逆に情報収集が難しくなっていたと思います。最近では、対面とオンラインを組み合わせた「ハイブリッド型セミナー」というのも少しづつ増えてきました。

対面でセミナーを聞きたい方は、新型コロナウイルス対策がされている少数限定の会場に足を運んでいただき、それ以外の方はオンラインで参加するという形式です。

先日も、とある県がワインを飲みながら移住を考えるイベントを開催しました。会場に来られた方は会場でふるまわれるワインを飲みながら、オンラインの方は事前にご希望の場所に送られたものを飲みながら、地域の紹介をしていくイベントでした。どちらかと言えば、オンラインの参加者のほうが多かったかなと思います。

まとめ

「いつかは…」を具体化するためには、「情報を得る」ことが何より重要です。仕事、住まい、生活、お金の収支、交通など、知っておかなくてはいけないことがたくさんあります。

コロナ禍だからこそ増えてきたセミナー(オンラインもハイブリッド型も)を、ぜひうまく利用してみてください。そして中四国エリアへのUIJターンに興味を持たれた方は、ぜひ中国・四国UIターンセンターにご相談ください。Webや電話、対面など、ご希望に合わせた形式でのご相談を承っています。「移住」することがゴールではなく、「定住」をゴールにしていただけるよう仕事や働き方の相談だけではなく、さまざまな情報を提供し、移住の実現をしっかりと支援いたします。

地方への移住をご希望の方が、一人でも多く実現できますように!