こんにちは。キャリアコンサルタントの小山 靖文です。

愛媛県の東予に位置する西条市。

今治市や新居浜市と隣接し、言わずと知れた工業地帯の一角をなす西条市が、実は今、かなりの注目を浴びているのをご存じでしょうか。

若者世代が住みたい田舎ベストランキング1位

なんと西条市は株式会社宝島社が発行する『田舎暮らしの本』(2020年2月号)において発表された「2020年版 住みたい田舎ベストランキング」で、若者世代が住みたい田舎部門で全国第1位を獲得!なんだそうです。

(参考)西条市 【2020年版 住みたい田舎ベストランキング】西条市が若者部門で全国第1位に!

ちなみに、このランキングは「若者世代」「子育て世代」「シニア世代」「総合」の4つの部門があり、いずれの部門においても愛媛県西条市が四国エリアの1位を獲得しています。

移住先として大きな支持を受ける理由はどこにあるのでしょうか。今熱い西条市について少し掘り下げていきたいと思います。

愛媛県西条市の魅力とは?

綺麗な水資源が豊富!

まず西条市を代表するキーワードは「うちぬき」でしょうか。

少し聞いたことがあるけれど、由来についてはなかなか知ることが少ないですよね。

「うちぬき」とは、西条市のWEBサイトによると、むかし地下水を確保するために、人力で地面に鉄の棒を打ち込み、その中へ節をとった竹を入れてたその工法に由来するそうです。

 

西条市内には、広範囲にこういった地下水の自噴井(!)「うちぬき」があり、その数はなんと約3,000本といわれております。

名水でありながら安全な飲料としても最適なこのうちぬきの水を、街中の至る所で水汲み可能であったり、水道水がタダの地域も存在したりと、確かに健康志向が強く、節約傾向もある若者世代には抜群に魅力的かもしれません。

少し話はそれますが、西条市では産業人などの集いの場として「うちぬきサロン」というサロンが定期的に開催されているそうです。私自身は参加したことはないのですが、参加した人に聞くと、様々な業界の人が集まり、飲み物を片手にいろいろな話がきけるそうです。興味がある方は「西条市 うちぬきサロン」で検索してみてください。

圧倒的な工業集積地

自然豊かな土地には住んでみたい、、、でも仕事がなければ居住できない!という悩みも解消してしまうのが西条市の大きな魅力です。

西条市内には製造業を始め、約2,500事業所が存在しています。しかも大手企業と呼ばれる所も多く、若者世代も比較的安定して就業できる可能性を秘めています。また積極的なI・Uターンも受け入れており、窓口が広いのも人気の秘密ではないでしょうか。 

 

自然の近くで暮らせる

そんな工業地帯でありながらも、人口密度は愛媛県内11市9町の20市町の中で第8位。ゆったりと自然と調和しながらの暮らしが魅力です。保育園の待機児童もほとんどなく、子育ての環境が整っていることも西条市の魅力なのでしょう。

そして、西条市の観光地と言えば、石鎚山。西条市のどこからも見える標高1,982 mの西日本最高峰です。日本百名山のひとつで、秋は紅葉が見られ、今の時期にはスキーを楽しめる所もあります。


この石鎚山の観光資源をもっと世界に発信しようと、石鎚山に隣接する愛媛県の西条市と久万高原町と高知県いの町、大川村が、愛媛と高知の地方銀行や放送局、電力会社が出資して2018年に「株式会社ソラヤマいちづち」が発足しました。

ソラヤマいしづちは、石鎚山を中心とするエリアの活性化を目指し、地元の魅力ある資源を活用した商品を企画・販売したり、観光サービスに関する事業を展開するなどして、いしづちエリアの魅力を発信しています。

(参考)ソラヤマいしづち

グルメも!(おまけ)

最後に、私の好きなラーメン店を1つ紹介します。

あっさりした中華そばに天ぷらがのる、その名も「天ぷらラーメン」。
天ぷらうどんはよく耳にするでしょうが、天ぷらラーメンは、西条市のマルト食堂さんオリジナルだと思います。どこか懐かしく、ふと食べたくなる天ぷらラーメンを西条市にお越しの際には是非ご賞味ください。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

四国の中でも有数の工業出荷額を誇り、今や移住したい街として注目を集める西条市の魅力を少しでもお伝えできていれば何よりです。

以前、東京で8年働いて愛媛県西条市へUターンした方に、Uターンしたきっかけや西条市での今の生活についてインタビューをさせていただいたことがあります。

西条市いいな。と思った方は、こちらもぜひご覧ください。

【動画で見る!】東京から愛媛県西条市に転職でUターンした日野さまにお話を伺いました