自分にとって「働く」とは何かを考えてみましょう

アラフィフ世代といっても、人それぞれ・・・様々な働き方があります。

キャリアを重ねて責任ある仕事をしている方、まだまだ子育て中の方、子育てが落ち着き自分の時間を充実させている方等、実に様々です。

ここ数年、キャリアカウンセリングを希望するアラフィフ世代が増えてきています。
今までは「家族のため」や「家計のため」に、自分のやりたいことや自分の時間は後回し。しかし、これからは自分のために働きたい、自分の時間を充実させたいなど、自分の人生に向き合い、将来を見据えた働き方を考えはじめる世代です。 

アラフィフ世代は働く目的や働く理由、置かれている立場も様々です。
その中で自分はどう働きたいか、仕事に何を求めるか(充実・遣り甲斐・金銭面・社会貢献)、近い将来どうなりたいかなど、改めて自分が何のために働くかを考えてみましょう。

自分の「強み」を考えてみましょう

自分が自信をもって言えるスキルはありますか。

「好き」だけでは、お給与はもらえません。「昔やっていた・・・」からといって今できるとはかぎりません。

企業が選考するときの基準は、今までのキャリア(スキルの経験や専門性)と社会性(常識やコミュニケーション力)です。全く経験のない仕事や興味があるだけでは就職はできません。また資格取得「だけ」では正社員の採用には繋がらないことがほとんどです。

仕事における「キャリア」や仕事のブランクは実務経験でしか埋めることはできません。

しかし「社会性」は今までの生活の中で培ってきているはずです。人生経験が豊富な分、若年層にはない落ち着きや安定感、常識観、コミュニケーション力に長けています。

また、時間や休日に制限がなければそれもPRポイントです。

まずは、自分自身が自信をもってできる事は何かを考えましょう。

生活や人生における「仕事」の優先順位を考えてみましょう

次に希望の働き方を整理しましょう。

  • 趣味や自分の時間を大切にしたい
  • 家事と仕事を両立したい
  • バリバリ仕事をしたい

など、生活の中で仕事の優先順位は人それぞれです。

今の自分が置かれている環境や立場の中で、仕事はどこに位置するか考えてみましょう。
育児中や介護中であれば、育児・介護の次に「仕事」がくるかもしれません。
また子供の学費が必要な時期は、「仕事」が優先になるもしれません。

 1. 希望条件を書き出す
 2. 譲れない条件と100%自分の希望でなくてよい条件とわける
 3. 就業条件に優先順位をつける。
   ①就業時間 
   ②就業曜日(休日) 
   ③勤務時間帯
   ④収入
   ⑤通勤時間
   ⑥仕事内容 
   ⑦雇用形態 
   ⑧配偶者控除 
   ⑨社会保険加入扶養枠内

 

まとめ

老後が現実的になり、将来のことを真剣に考えはじめるのもアラフィフ世代です。

人生100年の時代、悠々自適な生活を送るためにはある程度の貯えも必要です。まだまだのんびりできる世代ではありませんね。

アラフィフ世代の「働く」とうことは、「稼ぐ」ことと同じくらい「人生の充実」が大事なことではないでしょうか。

自分の中の「働くこと=仕事=人生」に真剣に向き合い、今の生活スタイルにあった自分の働き方をさがしましょう。

【働き方は、生き方だ】普通の私のキャリア形成

第1回これから、もっと自分らしく生きるため「普通の私」も”キャリア”を考えてみよう
第2回完璧じゃなくていい。「普通の私」が一歩踏み出すために知っておきたいこと
第3回心の奥の声にフタしてませんか?「私らしい」を生きてみよう
第4回自身の強みや価値観を知っていますか?まずは「自分を知ること」から始めてみよう
第5回未来の豊かな自分を作り上げるための第一歩を踏み出しませんか
第6回20代、キャリアの土台となる時期に考えてほしいこと
第7回ライフスタイルも変わる30代。ときどき見直しながら、自分の道を。
第8回出産・子育てを経験して仕事復帰を考えているママへ
第9回キャリアアップ就職・転職を考える子育て中の女性に伝えたいこと
第10回:50代・アラフィフ世代の就活!今の生活スタイルと自分にあう働き方を探しましょう