お仕事もライフスタイルも変わりやすい、女性にとっての30代。子どもも成長し少し手が離れてきたころ、自分に目を向ける余裕が出てきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はキャリアアップを考えるママに向けたお話です。

なぜ働くか、具体的に目的を考えよう

私たちキャリアコンサルタントのもとへは、「子どもが大きくなったのでフルタイムに変わりたい」「年齢的にも正社員を目指したい」という相談も多くあります。

心も時間も余裕ができたのでお仕事もキャリアアップしたい、と思うことはとても前向きで素敵なことですね。より良い働き方ができるよう、今だけでなく少し先の未来を考えてみましょう。

まず、あなたがフルタイム・正社員を目指すのはなぜでしょう?

「働ける時間が増えた」という環境面の変化がスタートかもしれませんが、

  • 収入をアップさせたい
  • これまでの経験を活かしてキャリアアップしたい
  • 新しいことにチャレンジしたい

など、働く目的を考えてみましょう。

とは言っても漠然として思いつかないかもしれません。そんな時は少しだけ先の自分を想像してみてください。

5年後(あるいは10年後)、私はどんな仕事をしてどんな生活をしていたいのかな?
そのために、これからの3年間でできることはなんだろう?
そして今からできることはなに?

と、ゴールを思い描いて、それに向かう方法を考えていくと、今自分がすべきことが分かりやすくなります。

例えば…

  • 収入アップ
    → 何のために、いつまでに、いくら必要か?そのために今どのくらい稼ぐ必要があるのか?
  • キャリアアップ
    → どんな経験・知識を活かしたいのか?どのくらいのレベルを目指したいか?
  • 新しいことへのチャレンジ
    → どんなことをしたい?なぜそれをしたいのか?将来的にどう活かしたいのか?

こんなふうに、目的によって一つ一つを深堀りして考えてみましょう。

健やかに働ける働き方を選ぼう。

では、なぜ目的を考えるのか。

それは、働き方を変えることで負担になることも出てくるからです。

フルタイム、正社員になることで収入は増えますが、任される仕事や責任も大きくなることがほとんどです。

例えば、正社員には非正規雇用の時以上に成果が求められます。利益を上げるための数字目標もですが、事務職の場合でも取引先との調整・交渉や、クレーム対応なども任されます。(もちろん、非正規雇用でも、業務によっては対応することもあります。)

また、会社によっては異動や職種変更、残業対応や休日出勤などが必要になるケースもあります。

何のために働くかという軸をしっかり持ち、自分はどこまでは対応できて、どこからが難しいのかそのラインを家族とも相談してみましょう。

子育て女性が転職を成功させるためのポイント

子育てとの両立に理解ある企業が増えてきてはいるものの、採用をためらう企業は残念ながらまだ少なからずあります。

子育てママが転職成功率を上げるために、大切なポイントがあります。気を付けていただきたいポイントを順に説明しますね。

経験を活かす

新しいことにチャレンジするのはとても素敵なことですが、その分覚えることも多く体力面でも精神的にも負担は大きくなります。

企業側も指導の負荷が増えるため、消極的になりがちです。

これまでの経験を活かす仕事であれば、仕事にも馴染みやすく覚えることも少なく済むので時間・精神的にも双方に負担は少なくなります。

年齢条件を突破する

年齢が上がるにつれて正社員求人が少なくなる、というのも残念ながら現実です。

ただ上と同様に経験やスキルで条件緩和できたというケースもあります。

また、人手不足の業界や職種を選んでみる、希望条件を緩めてみる(収入、通勤距離、時間・休日など)のも方法です。

未経験の仕事にチャレンジする場合も、いきなり正社員となると企業側も慎重になります。

例えば5年後に正社員になるために、まずは派遣やパートタイムで経験を身に付ける、というのも遠回りに見えて確実な方法かもしれません。

面接対策はしっかりと!

お子さんが大きくなったとはいえ、学校行事や病気時など対応が必要な時もあります。面接で聞かれた時に答えられるよう、家族とも相談し対応を考えておきましょう。

例:急なお休みが発生する可能性はありますか?

  • 両親、配偶者のサポートが得られる。
  • 病児保育を利用できる。
  • 子どもが留守番できる。
  • 行事等で〇ヶ月に〇回くらいのペースであるが、配偶者と協力して対応する予定。
  • 半日抜ける可能性はあるが業務への支障を少なくなるよう努める、など。

ただ、企業に合わせるばかりでも自分や家族に負担があってはいけないので、譲れない条件は決めておき、企業とも条件緩和が可能か相談してみましょう。

固定概念を捨ててみる

家庭や育児との両立のため「土日祝お休み、9~17時で残業なし」といった条件を思い浮かべる方も多いと思いますが、これ以外の条件だと果たして両立は難しいのでしょうか?

お子さんが大きいと留守番も可能ですし、休日も家族みんな揃ってということも少なくなります。土日は配偶者がお休みだから仕事ができる、とも考えることができます。

両立のためにはこの条件でなければ、という固定概念を外して、「自分の家庭ではこの働き方ができる」という方法を考えるのも良いかもしれません。

まとめ

働く理由も働き方も人それぞれです。

時間の余裕ができた今、お仕事の選択肢も広がります。働き方が多様化している今、自分や家族にとって健やかな働き方を考えて転職活動をしてみませんか。

未来の描き方に迷う時には、ぜひキャリアコンサルタントにぜひご相談してみてくださいね。

【働き方は、生き方だ】普通の私のキャリア形成

第1回これから、もっと自分らしく生きるため「普通の私」も”キャリア”を考えてみよう
第2回完璧じゃなくていい。「普通の私」が一歩踏み出すために知っておきたいこと
第3回心の奥の声にフタしてませんか?「私らしい」を生きてみよう
第4回自身の強みや価値観を知っていますか?まずは「自分を知ること」から始めてみよう
第5回未来の豊かな自分を作り上げるための第一歩を踏み出しませんか
第6回20代、キャリアの土台となる時期に考えてほしいこと
第7回ライフスタイルも変わる30代。ときどき見直しながら、自分の道を。
第8回出産・子育てを経験して仕事復帰を考えているママへ
第9回:キャリアアップ就職・転職を考える子育て中の女性に伝えたいこと
第10回50代・アラフィフ世代の就活!今の生活スタイルと自分にあう働き方を探しましょう