はじめまして、クリエアナブキ 新入社員の沼田です!

約2か月の研修を終えて、今月から高松支店に配属になりました。今は毎日、先輩について営業に向かう日々を過ごしています。1年前はまだまだ就活に励んでいたのかと思い出します。

さて、「就職活動には自己分析が大切」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。しかし、「本当に意味があるの?」「みんながやっているからなんとなくやる…」と、自己分析に関して疑問を抱いている方も多いはず。私自身も自己分析が何だか苦手でした。

今、新型コロナウイルスの影響で、社会のあり方が変化しています。働く場所に縛られず仕事ができるようになった今日、「働くこと」について考え直す機会が増えていますね。

そこで今回は、ウィズコロナ時代だからこそ取り組みたい、自己分析の考え方をご紹介します。やりたい仕事や向いていることが分からない就活生はもちろん、どこで働きたいのか、どのように生活がしたいのかなど、生き方を見直す際にも、是非参考にしてみてください。

自己分析って何?

自己分析とは

文字通り、自分を知るために分析することです。過去の経験を振り返り、今の自分の価値観や強みを見つけます。例えば、「休みの日は家でのんびり過ごしたいな」「都会より田舎の方が自分に合っているな」こんなことを知るのも、自己分析です。

就職活動における自己分析の目的は、「自分に合う仕事や企業を理解すること」です。“自分に合う”を見つけることが大切なので、つくろわず、ありのままの自分と向き合います。

そして、自分の強みや価値観を元に、就職活動の軸を作ります。これが、働く場所や職種・企業を選ぶ上での基準となります。例えば、「地元で仕事がしたい」「人と接する仕事がしたい」「従業員やお客様を大切にする企業に勤めたい」などです。

自己分析は就職活動用?

果たして、自己分析は就職活動用なのでしょうか。自分と向き合うことは、今後の人生にも役立ちます。

例えば、転職。社会人として働き始めた後、やりたいことが変わったり、環境や価値観が変わったりするかもしれません。現に、新型コロナウイルスの影響で価値観が変わった方は多いのではないでしょうか。「ソーシャルディスタンス」なんて、今まで考えたことがありませんでしたよね。職場環境や働き方も日々変化するウィズコロナ時代、自己分析で自分に合う、時代に合う最適な道を選択していきましょう。

また自己分析は、日常のシーンにも役立ちます。自分の好きに気づくことで、自分の心地いい空間を選ぶことができます。私は自己理解をし、寝る前の一人静かに過ごす時間が自分にとってリフレッシュになっていることに気がつきました。音楽を聴いたり、本を読んだり。今では、なくてはならない時間です。自分を喜ばせることが上手になりますよ。

自己分析のやり方

では、さっそく自己分析のやり方を見ていきましょう。ここでは、私の経験を踏まえた一例をご紹介します。

①過去の「選択した」経験を振り返る

中学、高校くらいから現在までを思い出し、部活動、受験、一人暮らし、アルバイト、旅行など、自分が「選択した」と思う出来事を挙げて、書き出してみましょう。

社会人として働いている方は、入社後から現在までのキャリアや実績などを挙げていきます。

②きっかけや気持ち、モチベーションを書く

次に、一つ一つの出来事に対して気持ちを掘り下げます。「なぜ?」を繰り返すと、その時の感情やモチベーションを思い出しやすいです。

(例1) 部活について

● なぜ吹奏楽部に入部した?
中学の時も吹奏楽部をしていたから
● 何が楽しかった?
性格の違う人達と一つの音楽を作ること
みんなで一つの目標に向け励むこと
● 苦労したことは?
モチベーションが低い人とのギャップ
● どう乗り越えた?
部活じゃないところで声をかけ
コミュニケーションをとる
話しかけやすい先輩になる

(例2) アルバイトについて

● なぜ銀閣寺の八つ橋屋でバイトをした?  
京都らしいことをしたかった 
外国人と関わりたかった
● 何が楽しかった?
毎日違うお客様と出会えること 
世界各国からのお客様と出会えること
● なぜ楽しかった?
お客さんとの会話で新しいことや外国のことをたくさん知れたから
世界が広がったから
● 何が嬉しかった?  
「あなたに会えてよかった」というお客さんからの言葉
お客様の旅の思い出に自分がいること

③経験から価値観や強みを見つける

②から、自分が大切にしている価値観や強みが見えてきます。

例1からは「一緒に頑張る仲間を大切にしたい」、例2では「お客様一人一人を大切にしたい」「新しい事を知ることが楽しい」などの価値観が分かります。

もし迷う場合は、様々な行動パターンや価値観の中から、どんな環境にいる自分が好きか、生き生きできるかを基準に整理すると良いと思います。

ここで、他己分析を取り入れるのも効果的です。

家族や友人などに、「私ってどんな人間?どんな長所や短所がある?」「私から影響を受けたことはある?」などと聞いてみましょう。客観的な意見を取り入れると、新しい発見をすることができます。そして何より、親しい人からの言葉は何だか新鮮で面白いです。

④自己分析を元に企業や職種、将来や理想の自分を考える

ここまで来れば、自分のことをだいぶ理解できているはずです。

各企業のホームページから、企業理念や先輩社員のインタビューを見て、共感する考えや、自分の長所や特性が生かせる仕事があるか確認してみましょう。

自己理解ができていれば、履歴書や面接も、怖いものなしです。自己分析を活かして、自分の言葉でアピールしましょう。

就職活動は自分の人生を豊かにするための「手段」でしかない!

就職活動は、自分を理解し、振り返る癖をつける一つの「きっかけ」となります。

今まで、自分について、将来について深く考える機会がなかった方も、是非「今後の人生をより豊かにするためのきっかけだ!」と思って取り組んでみてください。結婚や転職など、この先自分の将来を左右する選択の時にも、きっと役立つはずです。

そして何より、自分を理解することは案外楽しいですよ♪就職活動を「手段」にしちゃいましょう!

まとめ

私は、学生時代の就職活動中に自分と向き合ったことで、以前より内省することが出来るようになりました。

みなさんも、就職・転職活動はもちろん、今後の人生をより良いものにするために、じっくりと自己分析をしてみてはいかがでしょうか。新しい道と、少し成長した自分に出会えるかもしれません。

 

「ウィズコロナ時代の働き方」シリーズ

第0回:ウィズコロナの働き方、テレワークなどの経験と”新しい生活様式”から考える。
第1回:就職活動は「自分と向き合うきっかけ」自己分析をして今後の人生を豊かにしよう!
第2回:ウィズコロナ時代、住みたいまちで働くUIターン就職・転職のポイント
最終回:香川で就職ってどうなの?地元出身者がオススメする、香川UIターン就職の魅力