しごと
2020/06/03
ウィズコロナの働き方、テレワークなどの経験と”新しい生活様式”から考える。
しごと,ウィズコロナ時代の働き方
目次
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの仕事と暮らしに大きな影響を与えました。
先日、20代のU・Iターンや地方転職意向が大幅に高まったという調査結果が発表されていました。過密な環境下における感染リスクを回避するために地方が良いと考える人、テレワークでも仕事ができることがわかったので住みたい場所へ移住したいという人、またコロナショックを機に生まれ育った地元のために働きたいという気持ちを新たにした人もいたようです。
新しい生活様式が求められる今、私たちの働き方はどうなるのかを考えてみました。
進むテレワーク
テレワーク導入の契機に
緊急事態宣言の発出後、テレワークを導入する企業が飛躍的に増えました。この働き方は、新しい生活様式の一部として、今後さらに一般化していくと考えられます。
当社クリエアナブキでも、働き方改革、ワークライフバランスなどの観点から、テレワークの導入に向けて準備を進めていました。昨年参加したテレワークデイズも、その取り組みのひとつです。
働き方改革!テレワーク・デイズに3日間参加して分かったこと
https://www.crie.co.jp/setouchi/column/388/
とはいえ、ある程度準備ができていても、なかなか本格導入に踏み切れなかったところに突然訪れた外出自粛の波は、テレワークへシフトチェンジする機会となりました。当社もまだ、定着させていくための課題は残しているものの、今後も働き方の選択肢として継続していく予定です。同じように、今回のコロナショックがテレワーク導入のきっかけになった企業は多いのではないでしょうか。
対面かオンラインか
当社が提供する人材サービス事業において、これまでは求職者の方へのカウンセリングなどは、一部遠方の方などを除いて、対面で行うことが通例でした。しかし、外出自粛が求められ、当社従業員もテレワークで在宅勤務をしている環境下で、Webや電話で行うカウンセリングに全面転換しました。
オンライン飲み会や、オンライン帰省など、これまでの発想にはなかったことも、今では多くの人が受け入れています。最初は「やっぱり対面じゃないとダメ」と思っていたことも、やってみると意外と楽しめたり、物理的な距離に関係なく、かえって気軽に連絡を取り合えるので、これまで以上に人との繋がりが深まったというケースも多いようです。
働き方の変化は暮らし方の変化
仕事時間と自分時間
当社がテレワークを推進した際、メリットとして社員から最も多くあがった声は、朝の身支度や通勤に要する時間を削減できたことでした。首都圏に比べると、四国各県の通勤時間は非常に短く、平均すると片道およそ30分程度。当社では自転車通勤で15分程度という社員も多くいます。それでも、その時間の削減のインパクトは大きかったようです。
これは、これまで仕事のために使っていた時間を、自分のために使う時間として取り戻したと言えるかもしれません。従前は、テレワークは育児や介護など、家にいなければならない人のための働き方という考え方が強くありましたが、あらゆる人にとっての働き方改革、暮らし方改革なのだと改めて実感しました。
じっくりと向き合う時間
家で過ごす時間が増えた今、みなさんはどのように過ごしていますか?当社が運営する求人サイト(クリプラ・転職ネット)や、せとうちワーク&ライフでは、最近、サイトを訪れる人の平均滞在時間が、通常期よりも長くなっています。また、PCの便利な操作方法をご紹介するちょこテクや、キャリアに関するコラムの閲覧数も大幅に伸長しました。PCに向かって、いろいろな情報収集をしたり、忙しいと棚上げしがちな自身のキャリアにじっくり向き合ったりする人が多いのがうかがえます。
これからの働き方を見つめる
どこでどう働くか
冒頭でご紹介した、20代のUターンIターン意向の高まりに関する調査はこちらです。
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言により、「U・Iターンや地方での転職希望者」が増加(PR TIME)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000500.000013485.html
さまざまな理由から、このタイミングで地方で働くことを意識した方が多かったようです。2011年の東日本大震災を機に、地方移住をした人が多かったように、国難とも言えるこの状況では、これからの生き方を考え直す人が多いのかもしれません。
働く目的に立ち返る
働く場所に何の制約もなく、自由に選べるとしたら、あなたはどこで働きますか?そのとき、どんな仕事を選びますか?
自分はどこで誰とどのように暮らしたいか、どのような仕事をしていきたいか、今だからこそ、もう一度見つめてみてはいかがでしょうか。
新入社員が考える「働き方」
当社にも、この4月に大卒の新入社員が入社しました。大学で県外に進学し、就職を機にUターンした社員もいます。コロナ禍を前にUターン就職した新入社員たちですが、当時、自身と仕事についてじっくり向き合い、考え悩んだ就職活動の経験を振り返って書いたコラムを、これから3回シリーズでお届けします。
自己分析や就活の仕方、働く場所の選び方など、今、就職・転職に悩んでいる同世代のみなさんのヒントになれば幸いです。
「ウィズコロナ時代の働き方」シリーズ 第0回:ウィズコロナの働き方、テレワークなどの経験と”新しい生活様式”から考える。 |