働き方

現代女性の多くは30代でかなり人生が変化します。
プライベートでは、人生のパートナーと新たな生活を始める人、子どもを産み育児を始める人、新たな土地に引越しをする人などがたくさんいらっしゃると思います。
仕事においても、会社の中でリーダー的な立場に昇進したり、転職して新しい仕事にチャレンジしたり、独立してフリーランスとして活躍するなど、さまざまな変化がある人が比較的多い年代です。また、家庭との両立のために仕事を一旦お休みする方や、短時間での働き方に切替える方も多いですよね。
学生時代の友人たちも20代まではほぼみんな就職先でフルタイムで働き、女子会では仕事や恋愛の(今思えば)似たり寄ったりな悩みを話していたもの。

30代に入って無我夢中でそれぞれの人生を生きながら、ふと気付けば「既婚/未婚」「子どもいる/子どもいない」「キャリア志向/非キャリア志向」などの属性によって、それぞれ生活や話題がまったく違ってきていることに気づきます。
いずれにしても、日々の生活ががらりと変わるのが30代。そして、30代で何をするかによって、その後の人生までまったく違ってくるとも言えます。
このように女性にとって激動かつ非常に大切な時期である30代を過ごすにあたって大切なことは何なのか。一人の女性としての自分自身の経験と、キャリアコンサルタントとして様々な女性の話を聞いてきた経験から、あらためて考えてみました。
今まさに30代を生きている方。そしてこれから30代を迎えようとしている方。
今悩んでいる女性の誰か一人にでも、ちょっとしたヒントになればと思い、個人的な考えですが綴ってみようと思います。

現在は「VUCA」時代と言われています。
「VUCA」とは、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字からなる造語。不確実性が高く、将来の予測が困難な状況を表しています。
新型コロナや政治家の銃撃、ロシアとウクライナの戦争など、これまで想像もしなかったような出来事が次々と起こり、世の中が急変していることを身に沁みて感じている方も多いでしょう。
私たちはそんな時代の中で日々の生活を送っています。明日何が起こってもおかしくない世の中です。あなたが30歳の今やっている仕事が10年後にもあるかどうか、誰にもわかりません。
その上、女性の人生にとって超重要なファクターとなりがちな「結婚」や「妊娠・出産」なんてものは、自らコントロールできる範囲はごく限定的。
どんなに結婚したくても縁やタイミングでできないこともありますし、一生一人で生きていこうと考えていても、ふとした出会いから家族ができる人もいます。子どもについては、もっとどうなるかわかりませんよね。
このような中で大切になるのは「対応力」です。想定外のことが起こった時、その状況に合わせて対応する力が無ければ、途方に暮れて状況に流され、後悔だけが残るでしょう。
私が「対応力があるなあ」「あの人は何が起こっても生きていけそう」と思う人の特徴はこんな感じです。
・ポジティブに考えることができる
・物事をある程度おおらかにとらえることができる
・過去の失敗経験から学んでいる
・他の意見に耳を傾け柔軟に考えることができる
・受動的すぎない
もちろん一朝一夕に対応力を身につけられるわけではありません。でも、少しでも対応力を上げておけば、いざ何かが起こったとき主体的に考えて道を歩めそうな気がしませんか?
30代はまだまだ体力も頭の柔軟性も残っています。ここで少しでも対応力を伸ばしておきたいですね。

では、「対応力」を伸ばすために、具体的には何をすればいいでしょうか。
私のおすすめは次の3つです。
ランニングやヨガなど運動をするも良し。
エステ通いをしてリラックスするでも良し。
好きな漫画を引きこもって読みまくるでも良し。
サウナでととのうも良し。
アイドルの推し活をするでも良し。
正解はありません。
仕事にしろ家庭にしろ、この先40代50代と、ストレスが減ることは考えにくい。ストレスに押しつぶされてしまわないよう、自分は何をすればストレスとうまく付き合っていけるのか。20代よりは自分の性質がわかってきているはず。
30代のうちに、ぜひ見つけておきたいものです。
できるだけ仕事の経験を積みましょう。時間と健康が許す限り、30代のうちに経験を積むことをおすすめします。
今働いている会社でやりがいを感じているのであればそこで全力を尽くすと良いですし、「本当は他にやりたいことがあるのに…」という方は今のうちにチャレンジしましょう。もしあとから見れば回り道になっていたとしても、決して無駄にはなりません。
世の中には「何歳からでもチャレンジできる!」という言葉が溢れています。それも決して嘘ではありませんし、何歳からでもチャレンジしていきたいと私自身も思っています。
それでも、現実は現実。40代以降でもチャレンジはできますが、門の開かれ具合は全然違います。40代での転職はもはや当たり前になってきていますが、未経験職種への転職となるとやはり相当な狭き門となります。
自分が生きる現実をしっかり見つめ、後から後悔しないよう、気力・体力が充実している30代のうちに経験を積んでおきましょう。経験と知識の蓄積は自信に繋がり、様々な不測の事態に慌てず対応できるようになります。
体や心の状態は、物事のとらえ方や仕事のパフォーマンスに大きく影響します。特に何も考えてなくても無理が効いた20代。30代で年を重ねるにつれ無理が効かなくなり、徐々に不調が出てくる人も多い頃です。
また、大きな病気が見つかる人が少しずつ増えてくるのもこの年代からですよね。
私自身も30代前半まで婦人科系の不調を抱えていましたが、自分に合う良い先生と治療にめぐり合い、今ではほぼその不調はありません。体調が良くなることはメンタルへの影響も大きく、治療後のほうがかなり物事を前向きに捉えられるようになりました。
女性はどうしてもホルモンバランスに大きな影響を受けます。日本では、どうしようもないこととしてただ受け入れている方もまだまだ多いですが、ぜひ病院で相談してみることをおすすめします。
また、メンタルの状態は人生に大きく影響を及ぼします。精神面で悩みを抱えている人は、今のうちに何かできることがないか探してみましょう。心療内科の受診や、カウンセリングなどを検討してみても良いと思います。
日本では何故か婦人科と心療内科の受診ハードルが高く、通院していたとしてもなんとなく恥と感じ、隠している人も多いと思います。
個人的には、もっとオープンに、治療することが当たり前になればいいのになと感じています。そうすればたくさんの女性が今よりも生きやすく、自分の望みを叶えやすい社会になるのではないでしょうか。
ともかくまずは自分の健康のために、一歩踏み出してみましょう!

もう一度「対応力」がある人の特徴を見てみましょう。
・ポジティブに考えることができる
・物事をある程度おおらかにとらえることができる
・過去の失敗経験から学んでいる
・他の意見に耳を傾け柔軟に考えることができる
・受動的すぎない
まとめると、この特徴を身につけるのに大切なのは「経験」と「健康」です。
注:決して健康じゃないことがダメと言いたいわけではありません。ここでいう健康は、「自分の心身の状態をいかに少しでもよく保つか」ということです。
人生100年時代。その長い時間からすると30代はまだまだ若い。家で例えるなら、ようやく基礎工事が完了するころなのかなと思います。
私は、人間は基礎がしっかりしていれば、どこまでも自由に大きく羽ばたくことができると信じています。ここからあと70年程の人生を楽しく生き抜くために、ぜひ30代で「対応力」という強い基礎を固めましょう!
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クリエアナブキ 「仕事と暮らしのコラム」 執筆
仕事と暮らしのいろいろな情報をお伝えします。